こんばんは。
なかなか書けなかった前編が書き終わったので勢いで後編も書きます。




まだお読みで無い方は、ぜひ、前編から読んでください。









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眠れない・・・



小屋の外は月明かりで明るくなっているなぁ。

少し寝て目が覚め、眠れないので小屋の外に出てみることにしました。




そこには、月に照らされた雲の漂う世界でした。





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写真① 月に照らされた雲の世界





すごく静かでした。

風が無く、雲もじっと動かず。



魚眼レンズを使い、
三脚を立て、
30秒のシャッターで、目の前に広がる世界を僕は撮影しました。








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写真② ファンタジー





もう一度眠りました。









午前2時前起床。



周りの人が準備を始めたので僕も起きることにしました。



着替えをし、外に出てみると
なんと!

下からヘッドライトの列が登ってきています。

上を見上げると少しヘッドライトが登っています。



これが富士山なんだ!
こんな真夜中にみんな頂上を目指すんだ!




午前2時20分頃登頂開始。




杖を突き、足を進めました。

それは誰よりも遅い歩みでしたが、確実に僕は登りました。


月が雲に隠れたり、出たり、深夜と比べると風も少し吹き始めています。



何度も何度も折り返し、少しずつ少しずつ高く登っています。

呼吸もいつもよりしっかり意識をしました。

寝てる時から少し痛かった頭が、もう少し痛くなってきました。

なんだか少し気持ちも悪くなってきました。




登っても登っても暗闇の中、どれだけ、どこまで登り続けるんだろう。





そして、上に鳥居を見つけ、そこが頂上であることがわかりました。








うれしかった。

やり遂げる事が出来た。

午前4時20分頃登頂




頂上で辺りを見渡すと、幾人もの人達が喜んでいました。

僕は右手にある丘に登り、ご来光を待つことにしました。










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写真③ 僕、もうギリギリ限界です



止まると寒くなり、ダウンを着込みました。

風邪ひいて熱があるかのように、寒気までしてきました。

寝不足のせいか、眠く、そして最高に気持ち悪くなってきました。







そこの岩陰でゲ○吐きました。





ご来光の時間は過ぎ、周りの人達の中が移動し始めました。



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写真④ 頂で頂





片付けをなんとかして、ザックを背負い歩き始めました。






雲が流れ、お日さんが現れました。




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写真⑤ ああ、お日さんありがとう





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写真⑥ みんな照らされているよ





なんだか気持ち悪いのはどっかいきました。
少し調子があがってきましたよ。




御殿場口のすぐそこに富士宮口があり、そこには浅間神社と郵便局がありました。





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写真⑦ お参りしました



お参りして、手紙を出して、お土産買ったりしました。





そして、富士山の本当の山頂、剣が峰に行く決心をし、登り始めました。

ここまで来て、最後にすごい急坂でした。

そして山頂にはものすごい数の人々が列を成していました。
写真を撮るのに1時間待ちですよ。
と、声が響いている。


これが、富士山か・・・!!




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写真⑧ 超人気スポットだぜ!



僕の富士山登山はここで折り返しとなりました。

帰ってきて気付いたのが、「頂上には数メートル達していなかったな。」って(笑)



下山をすると決めたら心が喜んでました。

ここから下りよう。



富士山のお釜を眺めながら剣が峰から下りました。




日が出てきて、暑くなってきたからダウンを脱ぎました。



そして、御殿場口の下山ルートから、本当に下山を始めました。



眼下に広がるのは一面の雲海。





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写真⑨ オレは今、雲の上にいる



暑いのでカッパも脱ぎ、帽子も脱ぎました。






下りて、下りて、下りて、下りて、
登ってくる人におはようございますと声をかけ、
頑張ってと言ってあげました。



散々下りて、山小屋に到着し、朝ご飯を頂きました。



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写真⑩ 味噌汁うめー




ここのご飯を食べると元気になる。
ご馳走様でした。



荷物もしっかり詰めなおし、1本500円の水を買い、
「お世話になりました。」と下山を再開しました。


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写真⑪ 頭がもじゃもじゃの山小屋兄ちゃんと仲良くなった


御殿場口ルートの下りは途中から砂走りで、足がずぶずぶ沈むので、
ずさー、ずさーと一歩が二歩分になるほどの距離で駆け下りることができました。



宝永山の火口を歩き、富士宮口ルートに戻りました。




そこから、バスに乗って、新幹線に乗って帰りましたとさ。


おしまい。




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富士山登山やってやりました。
心も体も道具も準備し、登山に挑むことが出来て良かったです。
無事に行って帰ってこれたことをありがとうございます。


富士山に登る時は準備をして登ってください。
山頂の景色、山頂からの景色はぜひ自分の目で確かめてきてください。


もし自分の子供が出来て登りたいと言ったら、うまいカレーライス食わせてやりたいなって思いました。

それでは皆さんご機嫌よう。



あ、山頂と山小屋と登山口でハンコ押してもらいました。


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写⑫ 富士山登頂記念