「なんで教育なの?」
と、周りによく聞かれます。
自分がいったいいつから教育に興味を持ったのか、はっきりとは覚えていません。
高校生の頃は、まさか自分がこんな道を進むことになるとは夢にも思っていませんでした。
ただ、高校生の頃から、なぜだろう?といつも疑問を抱いていたことがありました。
日本人は、なぜ英語が話せるようにならないのか?(;_;)
日本人の英語の学習量は
中学校で週4時間=420時間(※新課程の計算。旧課程と比較して+105時間増)
高校で21単位=735時間
計1155時間
(※小学校英語の70時間は除きます)
これ、単純に換算すると、「1155時間÷24時間=48日間」になってしまいます。決して十分な量ではありません。バイリンガルになるには5000時間の学習が必要とも言われるため、時間が足りないのは当然です。
でも、正直な感覚としては、私たちは中高通じてかなりの時間英語学習に費やしている気がしませんか・・・?
入試でも、理系文系問わず求められる力。
毎日山のように英単語を覚え、小テストを受け、ドキドキ緊張しながらALTの先生と喋る・・・
多かれ少なかれ、そんな頑張った経験は誰しも持っているものだと思います。
なのに、一生懸命勉強している周りの子が
だんだん英語が苦手になっていくのはなんで?
英語が得意だった自分すら、なんでテストはすらすら解けるのに
外国人に話しかけられると何も出てこないの?
なんで日本人は、総じて英語が苦手と言われるの?
そんなことをもやもやとずっと考えながら、
大学の英文学科に進学し、英語教授法とIntercultural Communicationを学びました。
大学で学ぶ中で、学校での教科指導面に多くの問題があることがわかりました(後日触れます)。
これは、主にテクニック面の問題なので、
英語を頑張っても力が伸びにくい
つまり英語が「苦手」な生徒の要因/解決策になります。
じゃあ、英語を「避けがち」な生徒が逃避しちゃう要因って?
ほんとに指導面の問題だけなんだろうか?
きっと違いますよね。
私は、情けないことに中学から数学が一気に苦手になりました。
一番の理由は「こんな難しい数式は、人生で一生使わないだろう!!」と信じていたからです。
(おかげでいま困っていますが。。。涙)
これと同じで
英語を「避けがち」な子どもたちは
そもそも英語を話す目的・必要性を感じられていないのでは?
だから勉強する気になれないのでは?と思ったんです。
子どもたちのモチベーション・メンタル面の要因、ということです。
私の場合も、高校1年までは、英語は単なる大変な教科のひとつに過ぎませんでした。
でも2年生の頃に、幸いアメリカで1ヶ月間ホームステイができる機会をいただき
英語に対する姿勢が180度変わりました。
たった1ヶ月の体験で。
帰国後生まれて初めて英語辞書を購入し(
)、マーカーを引きながら一生懸命勉強するようになったことを覚えています。アメリカで感じた
「もっと相手とコミュニケーションをとりたい」
「うまく伝えられなくてもどかしい、悔しい」
そんな強い思いが英語に向かう原動力になったのでしょう。
このような視点で考えると、島国・単一文化で育ち、日本語で教育を受けた日本の子どもたち(イギリスの植民地などは母語で教育を受けられない国が多い)が、英語を「使う」機会に触れられないまま英語から遠ざかってしまうのも無理はないと思います。
英語がなくても日本で十分生きていけるためですね。
でも実際、世界中では、英語を母語・公用語・外国語として使っている人口を合計すると、4人に1人は英語話者と言われています。
多くの国が国境を共有するヨーロッパでは、3・4ヶ国語自在に喋れて当然とみなされることもあるようです。
彼らは英語を「使う」必要性がありますが
私たち日本人には残念ながらありません。
(最近ようやく企業の英語公用語化が進んできたところですね)
つまり、英語嫌いの子どもたちの多くは
このような「目的意識・必要性」、言い換えると「世界に対する興味・関心」が
欠けているのではないか?と思ったんです。(続く)
