【マタギの爺さん】 | ”ミ”スターAkiraの救急救命室

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2012年初頭、“クモ膜下出血&”脳梗塞“で倒れながらも、何とか独り暮らしが出来るまでに。
この間、お世話になった病院や施設、自主トレ用に用意した用具やアイテム、「障碍者でも利用できる施設&レストラン」をDateランダムに記録した個人奮闘日記。

【マタギの爺さん】

ある日、マタギのところへ
動物愛護団体の人が名刺を出して

「なんで熊を殺すのですか」
...
と抗議にきたそうな。

マタギの爺さん曰く

「生きていく糧と伝統」

と説明するも、

愛護団体側は

「動物を殺すなんて(以下略)」

と聞く耳を持たない。

それから連日抗議に来るので、
煩わしく思ったマタギは、
知人に頼んで一芝居をうつことにした。

今日も今日とで
マタギに難癖を付けにやってきた団体様。

そのタイミングを見計らい、
近所の知人がやってきて

「里に熊が出てきた様だ、心配だなー」

と一言。

それを聞いて青ざめたのは団体の連中。

どうやらマタギをこらしめに来たはいいが、
熊に襲われることは想定してなかったようだ。

恐怖を感じた団体の連中は、
マタギの爺さんに

「私が熊に会っても・・・
 安全に帰れますでしょうか?」

と振るえながら尋ねる始末。

そんな情け無い連中に、
マタギの爺さんはこう返してやった。

「熊に遭ったら、
 あんたの名刺を見せればいいじゃないか。
 動物愛護団体だとわかれば
 熊も襲ってこないだろう?

 襲われてもそれはそれで、
 愛すべき動物の糧になれるんだから
 名誉なことじゃないか。

 それとも、まさかあんたら
 俺を警護につけて、

『私達の安全のために、
 熊が襲ってきたら撃ち殺してください』

 なんて言うつもりじゃねぇよな?」

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生きていく糧と伝統のために
命をかけているマタギの爺さんの方が
一枚上手ですね。

お話としては痛快なんですが、
伝統と愛護、難しい問題ですよね?

両者とも言い分があると思いますが、
あなたはどう思われますか?