【1972年10月28日】
かわいいランラン、カンカン
元気で上野入り
左のカンカン(康康)君は顔をみせたが、ランラン(蘭蘭)ちゃんは、おしりを向けたままだった(上野動物園で)
“自然がつくったぬいぐるみ”といわれる珍獣のジャイアント・パンダ(中国名・大熊猫)が、ついに日本へやって来た。9月末の田中首相訪中の際、日中国交樹立を記念して中国側から日本の子供たちへプレゼントされた2頭のパンダは、28日午後2時24分(日本時間)日航特別機で北京を出発、上海に立寄ったあと午後6時51分、元気で羽田に着いた。
2頭はオスのカンカン(康康・2歳)とメスのランラン(蘭蘭・3歳)で、北京動物園の飼育係、堵宏章さん(47)北京市公用局の張暁光さん(47)通訳の顔萬栄さん(38)に付添われてきた。パトカーの先導で午後8時半、上野動物園に到着、40分から約10分間報道陣の写真撮影が行なわれ、同9時からは健康診断が行なわれた。診察の結果2頭とも“快調”。
1972年10月29日 毎日新聞(朝刊)一部抜粋
提供:毎日新聞社