海水塩・岩塩・湖塩は全然違う?塩の種類と使い分けとは | ”ミ”スターAkiraの救急救命室

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2012年初頭、“クモ膜下出血&”脳梗塞“で倒れながらも、何とか独り暮らしが出来るまでに。
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海水塩・岩塩・湖塩は全然違う?塩の種類と使い分けとは

塩の種類は多い。もともとは全て海水だが、製法や原料によって細かく分類され、普段目にする塩はほんの一部に過ぎないのだ。今回は、塩の種類ごとにそれぞれの成分や用途について解説する。毎日の料理に使う塩を見直す機会にしてほしい。

 

1. 海水塩

海水塩とは、海の水から採取した塩である。製塩方法はさまざまで、海水を釜で煮詰める方法、電気分解する方法、天日で水分を飛ばす方法などがある。

せんごう塩

日本は周囲を海で囲まれた島国であり、塩の採取には困らない。しかし、雨の多い気候により太陽や風の力によって水分を飛ばす製法には適していない。また、岩塩も存在しない。そのため、海水を採取して煮詰めて塩を作る「せんごう塩」が一般的である。

精製塩

精製塩とは、海水から採取した塩を電気分解する方法で作られる塩である。原料は天日塩だが、科学的製法によって作られたものであり、塩とは言い難いという説もある。"食卓塩"が精製塩にあたる。

天日塩

天日塩は、海から天然塩を採取して太陽と風の力で水分を蒸発させ、結晶化した塩を収穫する方法により作られた塩である。雨の多い日本ではごく一部の限られた地域のみ生産可能だが、オーストラリアや西ヨーロッパではメジャーな方法だ。

海水塩には海の恵みがであるカリウム・マグネシウム・カルシウムが豊富に含まれている。しかし、成分の99%以上を塩化ナトリウムが占める精製塩に限っては、これらのミネラルはほぼ含まれていない。

2. 岩塩と湖塩

次に、岩塩と湖塩の成分や特徴を見てみよう。どちらも日本の食卓ではあまり馴染みのない塩だが、海水塩とどのような違いがあるのだろうか。

岩塩

もともと海であった土地に見られる海水の塩分が結晶化した地層、これが岩塩である。北アメリカやヨーロッパでは主流であり、アンデス岩塩やヒマラヤ岩塩などが有名である。日本では産出していないが世界各地で作られており、世界中で生産される塩の中でも高い割合を占める。岩塩は土地ごとの影響を多く受けるため、色や含まれる成分が生産される土地によって異なる。味も一定ではないが、一般的に海水塩よりも塩辛いものが多い。

湖塩

湖塩は、塩湖と呼ばれる塩水の湖で採取・製塩される塩である。岩塩と同じく、日本では作られない。カスピ海やバルハシ湖、死海、グレートソルト湖、ウユニ塩湖など、白く輝く壮大な湖の姿をテレビなどで見たことがないだろうか?これらは世界的にも有名な塩湖である。この他にも世界中に塩湖は存在するが、生産量は多くない。それゆえ、他の塩と比べると貴重で高額な傾向にある。成分や味などの特徴は、海水塩と岩塩の中間ほどである。

3. 塩の用途・使い分け

海水塩・岩塩・湖塩の特徴がご理解いただけただろうか。最後に、それぞれの塩の用途や使い分けについて解説する。塩を使い分けている家庭は少ないかもしれないが、たった一つまみでも違いが出ることもある。最適な塩を覚えておこう。

海水塩

海水塩にはコクがあり、基本的にいろいろな素材に合う。中でも天日塩は素材の風味を引き立て、料理の味をグっと本格的にする。また、せんごう塩は万能で、調理中にも調理済の食べ物にも適している。海水塩に含まれる成分により塩の風味が異なるため、カリウムが多く酸味のあるものは野菜に、マグネシウムが多く苦味のあるものはてんぷらや白身の魚や肉に、カルシウムの多く含む甘いものはイカ刺し、そして粗塩は赤身の魚や赤身の肉に最適である。

岩塩

日本で生産されていない岩塩だが、輸入品を購入することができる。粗く削られたものにはミルが必要だが、ある程度の粗さのものはそのまま肉や魚のソテー・ムニエル・グリルなどに使うことができる。素材の旨みを存分に引き出し、海水塩とは一味違った仕上がりになる。塩辛さが強いため、しっかりとした味付けができ、スパイスに近い存在である。

湖塩

マイルドな風味が特徴の湖塩は、時間をかけてじっくりと火を通すことで甘さが出て料理の味に深みをプラスするため、煮込み料理に最適である。また、塩の風味のまろやかさから、マリネにも向く。
 

結論

さまざまな種類の塩の特徴と使い分けについて解説した。大量の塩を一度に食べることはないため、塩を変えたところで味の変化はないと思われるかもしれない。しかし、塩は少量でも味の決め手となることもあり、決して「どれでもよい」という存在ではない。わかりやすく、おにぎりで試してみることをおススメする。
投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部