今月やっと二冊目です。
やたらと勧められたので読みました。
イーロン・マスク。映画の「アイアンマン2」の主人公トニー・スタークのモデルになった人物です。
この本では彼の幼少期を過ごした南アフリカ共和国から、カナダ、アメリカに移住して現在に至るまでのストーリーが綴られています。
Kindleで読んだので、多くの箇所にたくさんの人が既にハイライトしている箇所が出てくるのでとても参考にさせてもらいながら読み進めていきましたが、中でも、
「あらゆることを点ではなく線で考える。一見、突拍子もないように見える宇宙開発、ロケット事業、電気自動車、ソーラーパネルのこれらの事業はイーロンの、人類を火星に移す、という野望に素直に繋がっている。」
という部分。宇宙の話やロケットの開発のエピソードもふんだんに出てくるんですが、ボク自身はテスラ社の電気自動車開発と、ソーラーパネル事業の繋がりに惹かれました。
イーロンはテスラでポルシェを超えるスーパーカーを電気で走らせるだけでなく、
それに必要なガソリンスタンドの燃料補給網をソーラーエネルギーでまかなえるクリーンエネルギー網に変えてしまおうという大きな挑戦はこの両方にとってスゴく効率がよく、昔からよく言われる「カミソリの刃」ビジネスのように見えますがもう1枚上手です。
ソーラーパネルは個人の家や法人施設の屋根にとりつけ、リースで貸出して年間の電気使用量を抑えること無く電気代の節約を実現しながらそれらのパネルで産まれる電気エネルギーをチャージャーステーション(ガソスタ)に集めてテスラのオーナーに販売するという仕組みで「個人・街・運輸手段」を太陽エネルギーを持ってして持続可能にしていこうとしています。
自分たちに置き換えたとしても、「目的・手段」を見間違えること無く、しっかりと認識した上で事を進めていかなければならないと改めて教訓を得ることが出来ました。
大きな野望とも言えるほどビッグサイズの夢の事業を営むイーロンからおおいに刺激を受ける一冊です。
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