三島喜美代 未来への記憶
練馬区立美術館
本日最終日でした
先日91歳で亡くなられた三島さんの70年に渡る創作の軌跡です
第1章 初期作品 1950年代〜70年代
マスカット
ヴィーナスの変貌ⅴ
英字新聞を合板にコラージュし、フィレンツェ ウフィツィ美術館のボティチェリのヴィーナス36体をシルクスクリーンで転写 イメージの反復に面白さを感じていたのでは
第2章 割れる印刷物 1970年頃〜
紙の印刷物をあえて陶で作った意味はなんでしょうか?
Work20-T
2019年4月30日の天皇譲位と5月1日
新天皇即位を伝える新聞をまとめたもの
こちらは「陶で作る必然性はなかった」と三島 新聞を見るのではなくその日を感じて欲しいと
こちらも、全て陶
皆さま
本日もご訪問
ありがとうございます
テレビ朝日「グッドモーニング」でこの展覧会を知り、しかも7日までということで木曜日急遽行ってきました
会期は、5月19日から今日まででした
三島さんがお亡くなりになったのが6月19日
この展覧会は、彼女の70年の足跡を辿る貴重な展覧会になりました
FOCUS91
硬く安定してるかのような陶 実は割れやすく脆い そんな陶で新聞、雑誌を表し氾濫している情報の危険性を表した三島
第2章 ゴミと向き合う
comic book
そして情報からゴミへ
三島の問題意識も移り
上の画像は、産業廃棄物を高温で処理した溶融スラグを素材とする作品です
したの画像は、溶融スラグ
触ってみましたよ
第4章 大型インスタレーション
20世紀の記憶
大量の耐火レンガ、ブロックからなるこの作品は、レンガの表面に20世紀の100年間から三島自身が抜き出した新聞記事が転写されています。
圧巻です
練馬区立美術館の学芸員様
素敵な展覧会をありがとうございました先月亡くなられた三島喜美代さん
彼女の集大成の素晴らしい展覧会でした
『未来への記憶』と名付けられたインスタレーション 100年の年月 本当にただただ圧倒されました、そして三島さんが微笑んで私たちをみていらっしゃるように感じました。
今回の展覧会は、このインスタレーションをちょっと高いところから全体を見ることができたり、写真もOKまた溶融スラグや作品も実際触れるものを置いてくださったり本当に楽しめましたし、色々なことを考えさせられました.
ここで遊ぶ子供達に『二十世紀の記憶』は何を感じさせてくれるのでしょうか?
素敵な日曜日の夜を
お過ごしください
追記
直島の安藤忠雄監修の『桜🌸の迷宮』の近くにある三島さんの作品
『もう一つの再生2005 Nー5』
(画像は、お借りしています)