Barking dog
情報がありすぎる時代。
ネットを開けば様々な選択肢が広げられていて、興味を引こうと色々な情報が大風呂敷をひろげんとばかりに並べられている時代。
毎日やってるテレフォンショッピングのように、商品のあそこがいいここがいいという情報が一方的に投げ続けられる時代。
そこには手を伸ばせば必要なもの、情報がすぐ手に入るという社会が広がっています。
この発信者と消費者の構図は、ダンスの世界においても当てはまるものだと思います。
仕掛ける側と、搾取する側の構図。
もちろん、一概にその構図が悪と言えない場合もあるので、それ自体、悪いものだと言ってる訳ではありません。
しかしその中に、パフォーマンス重視、本質を欠いた情報が数多く存在するのも確かです。
今はひとりひとりが、本当にいいものを見極められる時代です。
本当に伝えたい情報、方法、価値
それを与えるのではなく、
人と共有、シェアしていく時代。
お腹の空いてる人に魚を与えるのではなく、←今まではココ
魚の釣り方を教えてあげて、←大体の人はここで、魚の釣り方を教えてあげた自分に酔いしれます。
さらには一緒に釣りをして、その感動を共有する。
そして、よりよい魚の釣り方をみんなで考える。
そういう人たちが増えていって、釣竿を考える人が出てくる、向こうにもっと釣れるスポットがあるよ!と調べる人が出てくる。というように...。
そのための熱意、そして頭の中にそれを考えられる余裕を持つかどうかだと思います。
マラソン走って、一人で先に走って金メダルとってから、優勝するためのメソッド!とか言ってみんなに教えるのか、
マラソン走りながら、一緒により良い走り方を学んでいくのか。
そういう違いなんじゃないでしょうか。
パフォーマンスをするな。
仕掛けようとするな。
Don't shout too often,so that you can make
sure it truly counts when you want to roar.
いざ大声で聴かせたいことができた時に相手にされたければ、
あまり頻繁に叫んではいけない。
本当に心に響かせたければ、
己の行動を持ってのみ。