なぜ、「踊る」のか。
音楽がふと流れていたり、今日は気分がいいな〜って単に感じたりする時に、勝手に体が動いてしまう時があります。
「ダンスは生きるのと同じ様に、人間や生物の体内に元来内在している活動だから」
という意味では、ダンスは元来「衝動」的なものである、と言い表すことができます。
では、人はなぜ「踊る」のか。
ダンスを始める動機は千差万別です。
・体を動かしたい。
・違う自分と出会いたい。
・心の変化を感じたい。
また、
・健康になりたい。
・お金を稼ぎたい。
・有名になりたい。
・友達をつくりたい。
などは、ダンス行動を通じて二次的に得られるもの例ですが、そのツールとして選ぶものはダンスじゃなくてもいいわけで、その様々ある可能性の中から、ダンスを「選択」している。
なぜ、ダンスなのか?
ダンスに決められた「ルール」はありません。
踊りたければ踊ればいい。自由に音楽に合わせ体を動かせば、その時点でダンスですが、
しかしどんな踊りでも、そこに心動かされ、惹きつけられる「何か」があることは共通です。
自分は大学生の時にダンスを始めました。
元々ダンスは見たり踊ったりするのは好きでしたが、本格的に始めるほどでもありませんでした。
そしてひょんなきっかけから、「ダンスを始める」に至ったのですが、
踊った瞬間、「ダンスを始めた瞬間」に、ビビッと身体に電気が走るのを感じたのです。
なんとも言葉では言い表せられない瞬間でした。
そこから、まるで今までの自分とは違う自分の人生がスタートしたような感覚になったのですが、それはその一歩を踏み出さなければ出会うことのない感動だったでしょう。
今までの自分とは違う自分を感じた瞬間。
なにごとも、最初の一歩を踏み出すのは勇気がいります。
でもそれは、行動しなければ感じなかった感情。
もちろん、人によって感じ方の違いはあると思います。
自分に合うのか、はたまた、やっぱなんか違ったなと思うのか。
しかし、やってみたことによって、その行動によって、「発見」「違う自分に気づく」という意味では、どちらも同じことです。
ですからダンス是非、始めてみましょう!と勧誘の文章で終わりたいのではありません。
ダンスを通じてなんらかの衝動を感じたならば、
すでにそれは踊っていることと同じです。
自分の中の「アハ」体験
一番最初の衝動を大切に。