小旅行 | さりげなくブログっちゃうか?

さりげなくブログっちゃうか?

モトクロスライダーの日記。
長年やってるけど、センスがないので速くならない。怪我をしないように、楽しくモトクロス。

5/15(水)、朝10時に家を出発。下道を通って、鴻巣を抜けて、加須、北川辺、古河、つくばを経て、1時半、土浦市場食堂に到着。海鮮丼をいただいた。つくばで侘しい単身生活をしてたとき、度々ここへ来て、海鮮丼750円を喰った。あの頃はやっぱり一人で侘びしかった。今は、ジュンと一緒。食べ物ってのは、口に入れるそのものの旨さももちろんなんだけど、雰囲気だとか、一緒にいる人によってすごく変わるんだよね。そういえば昔、台湾に出張行ったとき、日本からの営業マンと、現地駐在員がすごく仲が悪くて、その二人と一緒だったメシは、気まずくて最悪まずかった。


354号線で霞ヶ浦を渡って、大洋村に出た。この道がすんげー快適なんだわ。6号線をえっちらおっちら北上すれば、まー、時間はかからなかったわけなんだけど、うちら、まー、時間はいくらでもあるわけで、快適さを選んだわけさ。それから51号線を北上したんだな。海を見ながらドライブなんてつもりで行ったけど、海霧がすごくてまったく見えず。大洗からは、245号線でひたちなか、日立を経て6号線に入った。磯原の二ッ島が丸坊主になってしまっててびっくりした。どうしちゃったんだろ?


いわき市に着いて、湯本の「みゆきの湯」へ。なぜか以前のような感激がなかったんだよな。みゆきの湯近くの居酒屋で、軽く飲んで、ちょっと車を移動させて車中泊。


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5/16(木)、オレは、家ではいつもよく眠れないんだけど、なぜか車中泊=ホテルハイエースでは熟睡できちゃうんだよ。んで、ここへ来ました。さー、ここはどこでしょう?



ジャジャーーーーン ・・・・ そー、しどき。日本にこれ以上のモトクロス施設があるでしょうか?いいえ、絶対ありましぇん。しかし、残念ながら、IA、IBの方、レース志向の方はお断りということです。あくまでも、初心者、素人、オレみたいなヘタクソのためのコースなんだよね。


オレってのはねー、やっぱオバカなんだよね。いつもは、ジュンに「朝一乗るときは、ゆーっくり走って、目を慣らすんだよ。いきなり開けちゃダメだよ、一日中目が変になっちゃうから。」って言ってるくせに。特にしどきはチョー全開、チョーハイスピードなコースだから、うちらお年寄りは、じっくり目を慣らさなきゃ、ガチャ目になっちゃう。バカだからさー、つい嬉しくて2周めからガーーーッと開けてしまった。ジュンは、オレが全開にしてる音を聞きながら、「あーあ、バカなヤツだな」と思っていたそうだ。


お互いにタイムを計ったんだよ。オレのベストタイムは、2’21”、ジュンは3’06”。ま、これがなんぼのもんかはわからないけど、次からの基準にはなるわけだ。


それから「日帰り温泉ゆしまや」へ行って、ゆっくりして、いわき駅前の居酒屋「赤ひょうたん」へ行った。ここは料理も美味いし、日本酒も美味いからお気に入りなんだ。


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5/17(金)は、やはりホテルハイエースでお目覚め。やはりぐっすり。


顔を洗ってから、某ファミレスで朝食。これがちょっとマイッタ。店に入ると若い男女の団体様がおられまして、朝からギャースカギャースカ。朝方までお勤めだったとおぼしきケバめのオネーサマ方と、イケてる風スーツをバシッとキメ、コガネを持った中年ババアを喜ばせるお仕事をなさっているとおぼしきオニーサマ方の団体様で、そりゃーもー朝から何がそんなに楽しいの?という感じでたいへんたいへん大きなお声でご歓談なすってたわけで。うるさいから奥の席へ行ったけど、騒音は店中、ほとんど意味なし。


奥の方には、いかにも怪しげな中年カップル。そこも結構な声の大きさで、何かとてもモメテイテ、女性の方は中国人ぽい喋り方で、いっぱいいっぱい文句を男性に言ってなさる。


前日の赤ひょうたんにしても、その前の湯本の居酒屋にしても、ビジネスマンらが熱く語り合っていて、そこそこの騒音だったけど、あんまり気にならなかった。以前のオレだったらきっと怒り出してたと思うけど、「オレもオトナになったんだな」と感心してた。だけど、ここのシチュエーションはさすがに唖然。しかし、「てめーらうるせんだよー」なんてことを言う勇気はない。なぜなら団体様は、なんだかドウモウな猿の集団みたいだし、中年カップルはフツーにドスやピストルを持ってそうだし。


1時間弱、このようなシチュエーションで忍耐した後、ドウモウ猿集団も、中年カップルも朝の就寝時間が近づいたと見えて退散していくと、平穏が訪れた。けど、うちらもやがて出発。


で、到着したのは、 ・・・・ さー、ここはどこでしょう?


ジャジャーン!晴天のしどきー。



晴天の下では、なんだかオレのバイク、惚れ惚れするほどカッコよくて、ついワンショット。



あんましカッコよくないけど、こっちもついでに・・・・。


ジュンは、「3分を切るぞ!」と意気込んで、二日目に挑んだ。タイム計測はまずオレから。・・・・ななな、なんと2’25”が最高。こここ、こりゃーいったいどーゆーことだ?気持ち的には、2’10”くらいな気持ちで気持ちよく乗れてたのに。


で、ジュンのタイム。・・・・3’18”が最高。「つまんない!もうよす!帰る!」とジュン。オレは、必死でなだめた。「いやー、これは何か変だよ。オレだってダメだったし。ほら、コース整備したから、タイヤが食っていかないんだよ。」とオレ。だけど、ジュンはこんなワガママを言うような女じゃない。とても男らしい女なのだ。すっかり騙されたオレがバカだった。タイムのことはさらりと忘れて楽しんだ。最後にオレは50分ライディングをやって終わりにした。


またも、ゆしまやの温泉に入り、6号線を南下。うちらの旅は、決して高速を使わずに、景色を楽しむために移動は近場やよく知っている地域を除き、明るいうちだけと決めている。ということで、日が暮れるまでに1995年から2003年まで住んだ日立市に着いた。ここでまた居酒屋。といっても、オレは日立に住んでる頃、カネがなかったので、あまり飲みに出かけることはなかった。なので、ジュンがネットで探した店に行った。


まあまあの店で、そこそこ美味かったけど、精算の段になってびっくり。ちょっとお高かった。また、車を移動させて高台の公園の駐車場で、日立の夜景を見てから3泊めのホテルハイエース。


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5/18(土)、目が覚めるとまたも晴天。ここはどうもウォーキングの聖地のようだ。朝早くから、ジジイ、ババアがウヨウヨいて、せっせと同じところを行ったり来たりしてる。「うっとうしいから、あっち行きやがれ!」なんてことはこれっぽっちも思わなかった。


展望台から見た日立の景色。


展望台の足元を見ると、無数の鍵があるんだよ。鍵をよく見ると、男と女の名前が書いてある。


縁結びのゴリヤクでもあるのかな?まー、結構なことで。


日立に来たときは、カルチャーショックでかかったなー。なんつっても、会社の公用語が「だっぺ」だし、語尾はやたら上がるし。そりゃーもーマイッタ。なんだけど、いつの間にか茨城弁にも違和感を感じなくなってたなー。でもさ、ここはオレにとっていい土地ではなかったな。特に会社において。オレは転職でここへ来たもんだから、ここのイナカモンども、ヨソモノのオレを排除しようとしやがるんだ。イナカモン相手にするのがめんどくさくなって、本社勤務の希望を出したんだよ。


それから車を走らせ、ここに来ました。さー、ここはどこでしょう?


難しいかな?ここにあるコーヒー屋さんは、こんなにおしゃれな器を使ってます。さー、ここはどこでしょう?



正解は、・・・・・益子でしたー。

日立から常陸太田を抜けて、293号線で金砂郷、常陸大宮へ、県道で御前山、123号線に出て、茂木を経て、益子へ。朝の8時半に着いちゃったので、しばらくオネンネ。多くの店は10時からだから。


うちはさー、ワケアリ夫婦じゃろー。だからさ、生活を始めるのにとりあえずって感じで、100円ショップばっかりでモノを揃えたんだよ。食器なんかも全部100円ショップ。依然として貧乏の、ケチのだから高いものが欲しいなんてことは思わないんだよ。なんだけど、若い頃はまったく気にならなかったけど、いつの間にか100円皿が「イヤだな」って感じるようになったんだよ。そんなこともあってか、いつだったか益子に行ったとき、何気に安い皿を買ってきたんだよ。それからなんだか気持ちが変わっていったんだな。100円ショップは、苦しいときにとても助けられた。だけど、そのままでヨシとしちゃいけないんだ。食器って意外に大事なんだよ。食事は、日常生活で人間に必要なエネルギーや、タンパク質や、ミネラルや、大事な要素を取り込む唯一の手段だよね。それは、口からモノを入れるだけの行為じゃないんだよね。心で食べるもんなんだよね。だから、一緒にいる人や、雰囲気や、そういうもので美味しくもなれば、まずくもなる。そういうことと、食器が関係してると思うんだよね。


「いい食器を使うと、料理も頑張ろうって気になれる」とは、ジュンの言葉なんだ。「いい食器」といったって、うちらの買うのは、大皿の3000円が最高だよ。益子には、そりゃー何十万円もする食器だって売ってるけど、そういうのは、そこへ行ったときに美術品として鑑賞すればいいんで、生活の中に入ってこなくてもいいんだ。


誰それ作、なんていう作家さんのモノである必要もない。ただ、型ではなくて、人間の手で作ったモノがいいな、なんて思うけどそれもそんなにコダワリがあるわけじゃない。共販センターってとこの向かいの広場に、テントの売り場があって、そこは作った人が直接売っている。作った人と話ができて、その人から買えることがオレは一番嬉しいんだな。ちなみにテントでの販売は、土日だけ。


結局、益子には朝の8時半から午後4時くらいまでいて、それから帰路へ。4号線を南下して、古河からは勝手知ったる道で、帰ってきました。