がんのウイルス療法 とは? | 耳下腺癌 に なりまして。。。

耳下腺癌 に なりまして。。。

耳下腺癌(腺様嚢胞癌・ステージⅢ)の手術・放射線治療・その後のお話です。

 

 

旅行記の途中ではありますが・・・

(↑まだ続きますけど、何か・・・??(笑))

 

 

 

 

『がんのウイルス療法』ってご存知でしょうか?

 

 

わたしは 初めて聞いた言葉だったのですが

 

とても興味深かったので・・・

 

 

観逃した方の為に 記事にしておこうと思います。

 

 

 

取り急ぎまとめてみたのですが

 

分かり辛かったらスミマセン。。。(;´▽`A``

 

 

 

※ この記事は

 

2月1日(木) 羽鳥真一モーニングショー

 

放送された内容を元に書いております。

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

さて、 まずは

 

 

 

『ウイルス療法』について

 

 

これは東京大学 医科学研究所でおこなわれている

 

藤堂 具紀(とうどう ともき)教授の研究です。

 

↑世界最先端の研究者らしい(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆

 

 

その名の通り、

 

がんをウイルスでやっつけるという治療です。

 

 

ウイルスそのものを薬にするという

 

世界初の画期的な治療法のようです。

 

 

 

 

使用されるウイルスについて

 

 

単純ヘルペスウイルス1型というタイプの

 

口唇ヘルペスの原因となるようなウイルスを

 

がん細胞だけで増殖するように

 

ウイルスの遺伝子を書き換えたものを使用。

 

 

正常細胞にも感染はするのだけれども

 

正常細胞内で増殖する事はない とのこと。

 

なので安全!

 

 

 

 

 

治療の効果について

 

 

この治療による効果は主に2つあるそうです。

 

 

 

一つ目の効果は

 

ウイルスが直接がん細胞そのものを破壊するというもの。

 

 

がん細胞に感染したウイルスが 

 

細胞内で増殖し、弾ける様な形で 

 

がん細胞を破壊するという仕組みだ。

 

 

 

 

 

 

 

二つ目の効果は

 

がん細胞に対する 免疫力の強化。

(治療の副産物)

 

 

増殖したウイルスを免疫が排除しようとする時、

 

回収した細胞(破壊されたモノ)の内部に

 

がん細胞の情報が含まれているとの事で、

 

 

 

その情報を免疫がインプットする事で

 

がん細胞を異物として認識できるようになる。

 

 

 

 

そうなると、(新たに出来る細胞や転移等)

 

破壊される前のがん細胞に対しても

 

免疫を働かせるという効果が出てくる。

 

 

 

 

 

 

具体的な治療方法について

 

 

直接がんに針を刺してウイルスを投与する。

 

 

※生検が出来ない固形がんはないので

 

生検と同じ方法を使えば 出来る! との事。

 

 

 

 

 

治験について

 

 

現在 東京大学医科学研究所においては

 

悪性脳腫瘍に対する治験を行っている。

 

 

他の治療(手術・放射線等)を行ったが

 

再発をしてしまったケースで

 

余命3~6ケ月と判断された方を対象とし、

 

 

第一相の試験(安全性)は

 

すでにクリアしているそうだ。

 

 

 

現在は 第二相の試験(効果)を

 

確認している段階だとのこと。

 

 

 

残念ながらACCに対する被験者の募集はありませんでした。。。

 

 

 

 

 

現在の結果

 

現在までの結果としては 

 

被験者の約4割が 1年以上の生存をしていて

 

長い方では 2010年に治療を受けた方が

 

現在も生存されているとの事。

 

 

 

番組内ではその方の特集も組まれてました。

 

実際に脳腫瘍が消えた画像

 

 

 

 

一方で・・・

 

同じウイルス治療を行っても

 

残念ながら 亡くなられた方もいらして・・・

 

 

 

藤堂教授の見解では

 

がんに対する免疫が出来てくるまでに

 

最低4~5ケ月が必要で・・・

 

 

免疫が効いてくるまでの時間(余命)

 

が大きく関係しているのではないかと。。。

 

 

 

 

しかも 免疫というのは 個人差・個体差が大きい。

 

 

免疫が落ちている状態だと効きにくい。。。

 

なるべく早い段階での治療が望ましいとのこと。

 

 

 

 

 

今後の実用性について

 

 

悪性脳腫瘍に対しては 早ければ1~2年以内に・・・

 

ある程度見通しがついているとの事。

 

早ければ 来年中に??

 

 

また 前立腺がんに対しての治験も始まっているとの事でした。

 

 

 

 

このウイルス療法は

 

悪性脳腫瘍に対してだけでなく

 

全ての固形がん(血液のがん以外)に対して 

 

効果があるのだろうという見解です。

 

 

 

 

ただ・・・

 

がん種は問わず効くだろうけども、

 

日本では 新しい制度が出来ない限り

 

個々のがんに対しての臨床実験が必要となるので

 

1つ1つでやっていると数百年かかり、

 

また費用も莫大に必要になってくる。。。

 

 

実用化に向けて どう行動していくか・・・

 

今までの枠組みでは出来ない開発なので

 

何らかの新しい認可制度が必要になるのでは??

 

 

 

それが これからの課題。。。

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

以上が ザッと番組の内容でした。

 

 

 

全ての固形がんに効果があるって事は

 

ACCでも 希望が持てるの??

 

 

 

それに(効くとして・・) 

 

治療を認可してもらうには

 

どう動けば 国の体制が変わるの??

 

 

 

なんか もどかしいですね・・・

 

 

 

 

番組の中でも 藤堂教授が

 

「せっかく日本で開発したんだから、早く日本で 

 

やっぱり真っ先に日本国民に届くようにしたい」

 

という思いを語ってらしゃいました。

 

 

 

 

 

 

まったくだ! 

 

 

光免疫治療法だって 日本人のアイディアなのに・・・

 

 

医療が進化しても それを認可する

 

お役人さんの考え方が進化しないと ねぇ。。。

 

 

命は 待ってくれんのだよ。。。(ノ_-。)

 

 

早くそこいら辺の面倒臭いのが解消されて

 

日々闘う仲間達の希望に繋がれば、と 切に願う。。

 

 

 

そもそも総研 ←HP内に特集のテキストあり

 

 

おわり