この年のGWに叔母(母の義姉)が亡くなった。

肉親を亡くしたことのない私にとっては、多分初めての親戚の葬儀。

血のつながりもなく、普段そんなに親しかったわけでもない叔母だったけど、

やはり親戚の死は悲しく・・・特に火葬された後の姿にはショックを受けた。

 

それから半月、祖母や叔父の様子を見に帰省してくるという父と母。

その日は友人たちとのBBQが予定されていたので、私と娘だけで参加することに。

 

その日の朝、どうも父の様子がおかしい。

トイレに出たり入ったりひたすら繰り返し・・・なかなか出てこなくなり・・・

出発予定時刻になってもこもったまま。

 

尿閉が起こっていた。

 

後から話を聞くと、本当は4月ごろから違和感はあったとのこと。

でも仕事が忙しくて5月になったら病院に行こうと思っていた、と。

ただ叔母のこともあり延び延びになっていて・・・。

 

もうすでに痛みも伴うほどの尿閉。

慌てて近所のかかりつけの内科へ。

 

私たちは不安に思いつつも娘が楽しみにしていたのもありBBQへ・・・。

 

 

 

 

 

お昼過ぎ、母から電話がかかってきた。

 

内科の先生からすぐに泌尿器科へ行くように紹介され、移動したこと。

尿はすでに500ccほどたまっていたこと。

そこでCTを撮ると膀胱から直腸まで浸潤するほどの大きな腫瘍が見つかったこと。

導尿されそのまま入院になったこと。

 

すぐに家に戻り、必要な荷物をそろえて病院へ。

ぐったりした顔で車椅子に乗る父。

 

そこから闘病生活が始まったのでした。