ブログネタ:酔っ払った人の困る行動は?
参加中私は怒る 派!
昔、こんな顔をした上司がいた。
見るからに平和で、温厚なお人柄だった。人望もあり、気前もよかった。ついでに言うと、東大出で頭もよかった。
ところが、お酒が入ると彼は別人に変身した。
あんなに優しい人が、お酒が入るだけで怒りだすというのも不思議だが、それ以上に不思議に思えたのは、次の日になると当の本人がそのことを一切覚えていないことだった。
ある日のこと、彼はお酒を飲み始めてから暫くすると、やっぱり目が三角になった。
不機嫌になると、若い男性社員を叱り始めた。怒鳴られたり、「そんな歌は君にはまだ早い」とか言いだし始める。
しかしその日はお酒の量が多かったのか、更なる犠牲者が続いた。
ある女性社員Aに向かって彼は言ってはならないことを言ってしまったのだ。
「だからさ・・・・。ぼかぁね!(←僕はね)Aさんのことがキライだって言ってるんだよ!!」
「・・・、ひどーい。」とAさんはさして気にもしない様子で言ったが、さすがに目が少し引いていた。
夜が明ければ、彼は自分の失言を忘れてしまっているに違いない。お酒のなせる仕業なのだから仕方ない・・、と誰もが思ったその時。
更なる犠牲者が出た。
もう半ばロレツが回らない口調で。しかしその時ばかりはハッキリと彼は言ったのだ。
「あぁ、そんな歌もういいんだよ・・!こんな時はさ・・・・、だからさ・・・!ペピートさんのエーデルワイスが聞きたいんだよ!!」
一瞬死んだふりをしようかと思った。みんな、大笑いしていた。
伴奏もない中、わたしは気の毒な酔っ払いの為にエーデルワイスを歌って差し上げた。英語バージョンで。こんな時こそ大笑いしてほしいのに、皆静まり返って微笑んでいた。声は小さいし、音程も合っていないわたしの歌声になんか耳を傾けなくていいのよ!
さっさと歌い終わって、わたしが酔っ払いを見たとき。
彼は既に眠りに落ちていた。
***おわり***

