雀魂初心者のための心得
技術的な面は、プロが出版している本を読むにこしたことはありません。
初心者向けの本を読破することにより、技術力が向上します。
ここでは、精神面や心得的なことを記載していきます。

1.麻雀は最後までわからないゲーム
麻雀は最後までわからないゲームです。途中まで負けていても最後の最後に逆転するなんてことはよくあります。
「オーラスの時点でぶっちぎりの4位、しかも手牌は最悪なんてときに他家が役満を振り込んで飛ばされたので3位に繰り上がった」という状況もあります。
最後まで諦めずに打ちましょう。逆に、勝っているときも油断大敵です。それまでトップだった人がダブル役満に振り込んで飛ばされるなんてケースも目撃したことがあります。
また、初心者は圧倒的に経験不足です。経験が足りないから初心者なんです。初心者を脱するには、経験を積むことが大切です。結果的に負けてしまったとしても、その経験は今後の対局に活きてきます。経験を積むという点でも、最後まで打つことは大事です。
2.回線落ちは百害あって一利なし
回線落ちすると常にツモ切りになるため、アガることはありませんし、無警戒に切るため、他家に狙われやすくなります。
1で説明した通り、最後まで諦めずに打つべきです。意図的な回線落ちはなんのメリットもありませんし、対戦相手にも失礼です。
ただ、意図しない回線落ちも極力気を付けるべきです。具体的には、「回線が不安定な場所ではプレーしない」「重いアプリや動画などはプレーする前に切っておく」などの手段が考えられます。
3.負ける原因を考える
麻雀で負ける原因は大きく分けて2つしかありません。
①自分のせい
②運が悪い
囲碁や将棋などの実力100%のゲームでは、敗因は必ず自分にあります。また、じゃんけんやビンゴなどの運の要素しかないゲームでは、敗因は必ず運にあります。しかし、麻雀は運と実力が半々程度と言われるゲームですから、自分のせいで負けた対局と運が悪くて負けた対局があるのです。麻雀はプロであっても運が悪いと初心者に負けるゲームです。ベストを尽くしていても負けるときは負けると割り切ってプレーするしかありません。
なお、自分のせいで負けると言っても、実力不足で負けることと、ミスで負けることの2種類あります。
すぐに実力をつけるのは難しいので、まずはミスを減らすことから始めましょう。
ミスを減らす方法は、次の4、5、6です。
4.集中する
ゲームを始めたからには集中して挑まないと頭が働きませんし、見落としもあります。
スマホをいじりながらなど、他のことに気を取られていては当然ミスが目立ちます。
場の状況を見落とさないように集中することが大事です。
5.熱くなりすぎない
思い通りに行かない状況が続くと熱くなりがちですが、熱くなっても良いことはありません。常に冷静にプレーしましょう。特に、負けたときに悔しくてすぐに続けてプレーしようとする人が多いですが、熱くなっているときにもう1回やっても更に負けて悔しさが倍増することの方が多いです。「ちょっと熱くなったな」と思ったら一旦止めて冷静になったタイミングで再開する方が良いです。
6.疲れたら休憩する
これは5と類似していますが、熱くならなくても疲れたら一旦プレーを止めるべきです。麻雀は自分の手牌、他家の手配、場の状況など、考えることがたくさんあるため、非常に頭を使います。頭も使いすぎると疲れ、疲れてくると良い考えは生まれません。
疲れたら一旦止めて、疲れが取れたタイミングで再開する方が良いです。
7.終盤は状況に応じて目標を変える
麻雀でこれはかなり大事なんですが、これを理解していない初心者が結構いるんですよね。「対局を始める前から2位や3位を目指す人、始めた直後に2位や3位を目指す人」こんな人はまずいませんね。よほど特殊なケースでない限りこれはあり得ません。
しかし、「オーラスの時点で2位や3位を目指す」これは麻雀においてかなり重要な考え方で、状況によってはこう考えるのがベストです。
例えば、オーラスの時点で以下の得点だったとします。
1位 45000点(親)
2位 44500点
3位 5500点
4位 5000点
このとき、自分が4位だったら3位になることを目指してプレーするのが基本でしょう。
なぜなら、2位以上になるためには役満などの高得点が必要で、非常に難しいですが、どんな役であってもアガれば3位になれるので、3位になるのはそれほど難しくないからです。自分が3位であっても、4位に落ちないように3位をキープして安くてもさっさとアガってしまった方が良いです。
もちろん、1位になりたいという気持ちはわかりますし、3位より1位の方が良いのは間違いありません。しかし、わずかな可能性に賭けて1位を目指すよりも、4位を回避して3位になっておくと考える方が、長期的に考えて有益で、平均順位は上がります。
初心者にありがちな悪手
戦術的なことは書かないと書いていましたが、プロが書く戦術本は麻雀を始めたばかりの方向けのアドバイスはほぼ載っていないため、銅の間にいる初心者にありがちな悪手を紹介します。
①無暗に鳴かない
「チー」「ポン」「カン」というボタンが出ると押したくなりますが、その気持ちを抑えましょう。基本的には鳴かない方が良い状況ばかりです。鳴くと役なしでアガれなくなる可能性がありますが、鳴かなければリーチや面前ツモなどの役が付きます。また、オリるときも選択肢が広がります。「チー」「ポン」「カン」というボタンが出る前から「これが出たら鳴きたい」と思ったものだけ鳴くと良いでしょう。
②カンは基本的にしない
咲-Saki-を見ると嶺上開花に憧れますよね。気持ちはわかります。わかりますが、あれは漫画の世界であって、現実に嶺上開花が出ることはほぼなく、狙ってアガる役ではありません。カンはドラを増やす行為なので、カンをする度にインフレします。自分がアガるときだけでなく、他家がアガった場合も得点は跳ね上がります。よって、特に、自分が勝っているときにカンをするのはデメリットが大きすぎますし、まだ先が読めない序盤でも、カンをするのはあまりにも博打です。
カンをした方が良い状況というのはほとんどなく、カンをした方が良いときは、「高い役を聴牌していて、今どうしてもアガりたいとき」や「終盤で4位なので、インフレさせて場を荒らしたいorドラにすがりたい」なんてときくらいです。
以上2点だけは最低でも覚えておくと良いでしょう。
つまり、無計画に鳴かないということですね。鳴くときは、何か目的があるときだけ鳴くようにしましょう。
久しぶりに雀魂関連の記事を書きました。
麻雀は何百年にも渡って続けられているゲームですから、大変奥が深いです。
まずは基本的な心構えだけでも覚えておくと良いと思います。