気がつけば、もう2月も終わりそうな頃に差し掛かりました。

今月はとにかく多忙だったため(←言い訳)、月刊ネコさんの発売が本日になってしまいました。今月は誰かさんのバースデー特別号となっております。

 

 

今回は表紙にご覧の通りの大失敗の巻でございます。

シンプルに申し上げますと、ケーキ制作途中までは龍さんは飛んでおりました。

ある時、「ぼてっびっくりマーク」という生々しい音と共に龍さんのボディが破壊され、修復不可能な事態に陥りました。懸命な救助作業にも関わらず第一プランは消滅の結果に…。その時点で既に結構疲れていたので凹み具合が半端ありませんでしたゲッソリチーンゲローあせる

他にすることもあり、何よりも時間との戦いなので、現場の大混乱を抑えつつ、第二プラン、第三プラン…と可能性がある限り粛々ととにかく進めていきました。

 

 

そして当日、何とか完成にこぎつけることができました。

ボディのない龍という賛否両論のあるデザインなのは承知の上むかつき

とりあえずドラゴンフルーツを横に置いて「ドラゴン」を強調してみるという下手な目論見が見て取れますね。何はともあれ、ケーキ上でコンパクトにメラメラ燃えるメラメラ火のような目で、とにかくどんな形であろうと完成させるという執念が実り、結果的に、デザインはさておき、今までで一番美味しい味であったと満場一致したというミラクルがありました。

ちなみにナンバーキャンドル以外は全て食べられます。

そしてお陰様で全て綺麗に売り切れとなり今年も終了となりました。

 

 

毎年、お子様より特別注文がありまして、誕生日に全てオリジナルで手作りしたケーキを差し上げるイベントをしておりますが、今年は予想外の大事故により集中力と我慢という戦いの年になりました。

今年でお子様専用のバースデーケーキを作り続けて12個目になります。12個全て全く違うデザイン、違うテクニック、違う味ですので、大いに学びがあり、それぞれが世界で一つだけの特別なケーキです。

18個目辺りを最後の予定にしておりまして、それが完了した時点でフォトブックを製作、その本をお子様に愛と努力と忍耐力の結晶としてプレゼントという計画があります。毎年のケーキ作りに一心不乱に頑張った思い出が、子の成長とともにその本によって蘇るであろうというライフワークです。非常に自己満の世界ですが、ケーキ職人でもない普通のお母さんなので、諦めずにチャレンジという精神がこの本によって伝わってもらえればいいなと思っています。そして毎年ケーキを食べながらもらえる笑顔はかけがえのないものですラブラブ

 

話が長いので今回はこの辺で終了したいと思います。

なお、こちらは特別号ですのでお近くの書店ではお求めできません。