前回の続きです。
とりあえず、小3息子の要望どおり
100円届けに交番に行くことに(小1娘も一緒)
息子が拾ったお金なので
おまわりさんとのやりとりは
全て息子に任せました。
息子くん、緊張の面持ちで
交番の扉を開けます。
こ、こ、こんにちは…
声がちっちゃーい
中にいたのは2人のおまわりさん。
何やら穏やかとは言い難い空気です…
威圧感たっぷりのベテラン風おまわりさんと、動きの硬い若いおまわりさん…
2人の視線を受けながら
勇気を振り絞って息子が100円玉を
差し出しました!
「あの、これ落ちてました。」
「え…100円ですか?」
困惑気味の若いおまわりさんと
失笑しつつ知らん顔のベテランさん。
おやおや?!
私のリサーチでは大抵褒められることに
なってたんですけど?!(知らんがな)
明らかに、やれやれ面倒な親子が来たぜ…という空気が漂う交番内でしたが(アタリですけど)
それでも、若いおまわりさんは、困惑しつつも100円を受け取り、落ちていた場所やら見つけた時間などを息子に聞いてくれました!
息子も真剣に答えます。
下校中に小学校の傍の自販機で友達と一緒に見つけた。皆んなで話し合い、交番に届けることになった。自分がその代表なのだ、と。
100円玉のむこうに子どもたちの顔が見えたのでしょうか。
若いおまわりさんの表情が次第に柔らかくなっていきます。見るとベテランのおまわりさんも手をとめ、息子の話しに相槌を打ち始めました
「しかしなあ、恐らく落とし主は見つからんよ、そうなると3ヵ月後にはこの100円は君のものになるんだけど…」
ベテランのおまわりさんがこういい終わらないうちに
「ぼく、いりません!!」
即座に受け取り拒否をした息子。
「そんな…
困ってる人のお金なんて
もらいたくないですっ」
(オイオイ、なんか想像が膨らみすぎているぞ〜〜たぶんそこまで困ってないですよ〜〜)
「ええっ?君いらないの?!」
若いおまわりさん、驚きの声を上げます。
「えっ?にいに、いらないの?」
娘ちゃんもびっくりして息子の顔を見つめます。
そして
「にいにがいらないなら…」イヤな予感…
「わたし、わたしが100円ほしいなー」
やっぱりね…
母の手を振り切り、
いいなー、ほしいなー、と
おまわりさんにグイグイ詰め寄る娘ちゃん…
警察相手に金をせびるオンナ、小1娘ちゃん
先がおもいやられる…
「娘!いい加減にしろよお!」
署内でもまさかの喧嘩勃発!息子の怒りはごもっともだけど、もうホントにいい加減にしてーーっ
結局、100円は受け取り辞退ということで処理されました(息子の仲間も納得してくれました!)
橋やらガードレールを作るのに役立てるからね、とベテランさんが優しく息子に説明してくれ…
最終的には爽快な気分で交番を後にしたのでした〜
お世話になった警察の方々、本当にありがとうございました
前記事で書いた
「100円を交番に届けたら?」
我が家の結果は
パターン①でも②でもなく…
「褒められはしないが受理して貰えた。100円にドラマ性があると喜ばれるかも」
でした(パターン③?)
これにて一件落着!
私としての本音は….もう拾ってこんといてですが…教育上言いにくいですね
お読みくださりありがとうございました。