父親も母親も、物を知らないし、知性も教養もなかった。
子供は「あれってなに?これってどういうこと?どうしてこうなるの?なぜ?」と
親を質問責めにする時期があるが、
父親に聞いても母親に聞いても、納得のいく回答が返ってきたためしがない。
「うるさい!そういうもんなんだよ」と強制的に話を終わらせたり、
「いちいち聞くんじゃない!!」と叱られる。または無視される。
何度かそういうやり取りをすれば、さすがに子供でも
あぁこいつらはバカなんだな、ということが分かってくる。
母親はそれでも多少の雑学などを知っていて、そういう時は得意げに言って
くるのがまたろくでもないところだが、父親は輪をかけてひどかった。
何を聞いても答えが得られない。
新聞も読まないので時事も知らない。単語の意味を聞いても答えられない。
何の知識も教養もないバカな親。子供ながらにものすごく情けなかった。
なんでこんな親のもとに産まれてしまったんだろう。
「質問したことに何でも答えてくれる優しいお父さん」が欲しいと、
よく思ったものだった。