今月に入って、震度1以上であれば、50回以上の地震がありました。

昨日の浦河沖が震源地である震度5強は、久しぶりに大きな地震という
印象ですが、この北海道は、その数時間前にも震度4の地震があったのです。
その後、震度2もありました。

震度5強の後は、震度1から震度3の余震が本日も続いています。
震源地の深さは10キロ未満で、ごく浅いことがわかっています。

今回の浦河沖は、十勝沖と とても近いのです。
十勝沖地震は、1915年、1952年、2003年に大きな地震が
あったという経緯があります。

北海道には、日本海側を縦断するプレート境界や
太平洋側にあるプレート境界があります。

日本海側は、ユーラシアプレートと北アメリカの境界です。

太平洋側は、北アメリカプレートと太平洋プレートの境界。
こちらは、被害日本まで続いている境界です。

関東にいると北海道の地震は メディアでも大きく報道されないのですが
北海道の大地震は 大きな被害が発生します。
中でも津波。

2003年の十勝沖地震では、4.4mの津波で、先日の
東日本大震災と同レベルだと思います。

ただ、内陸部を震源地とする大地震が少ないので、
北海道での大地震は、あまり報道されないのかもしれません。

でも、怖いことが。
それは有毒ガスです。

1938年の地震では、屈斜路湖和琴半島で、火山性の活動が
活発になって、そのため、湖の底から有毒ガスが確認されているのです。
そのため、魚の全滅もありました。

日本各地で、大地震が心配されていますが、
それでも私達は、帰郷したり、旅行をしたりすることもあります。
北海道は、死者が出にくい大地震があるとはいえ、
有毒ガスの発生もあるんだな、ということを認識しておく必要はあります。

大地震が起きた時、建物の崩壊や津波、放射能と続いて、
有毒ガスも 加えて注意が必要なんですね。

火山性の由来の有毒ガスなら、北海道だけでないということも
把握しておかなくてはならないでしょう。


そういえば、私が、最近気になったのは、9月4日の埼玉が震源地で震度3の地震です。
震度3は、震度5強より小さいけれど、その震源地の深さに注目しています。

深さは、約100キロ。
これが、深さ10キロ未満だったら、震度5強どころではなかったと
思うのです。

場所が自分の住む関東なだけに、もし・・・ということを考えると
ドキッとさせられます。