昨日の致知出版のメルマガ、
漫才師・横山やすしのマネジャーを務めた
大谷由里子さんという方の話が掲載されていましたが、
この話にとても感銘を受けました。
マイナスに思える出来事や相手の要求に対する受止め方の
素晴らしい実例。
致知出版社の「人間力メルマガ」
【2011/1/24】 致知出版社編集部 発行
“発想を「Why」から「How」に変えよう”
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大谷由里子(プロデューサー)
『致知』2003年8月号
連載「第一線で活躍する女性」より
※肩書は『致知』掲載当時
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吉本興業では「やすし・きよし」の横山やすしさんや、
当時売り出し中の「宮川大助・花子」などを担当しました。
横山さんにはわがままなイメージがあるようで、
人には「大変だったでしょう」と言われます。
確かに、大阪で生放送に出演するはずなのに
まだ地方の競艇場にいたり、
「浮気がばれた。嫁が怒っているから姿を消す。
オレに仕事をしてほしかったら
おまえが嫁の機嫌をとってこい」
って電話がかかってきたり、むちゃくちゃでしたよ(笑)。
でも、どんな仕事でも取引先や上司から
無理難題を言われるでしょう。
それを無理難題と思うかどうかの違いです。
コーチングの基本に
“発想を「Why」から「How」に変えよう”
という理論があるんですよ。
無理難題を言われて、
「なんでそんなこと言われなあかんねん」と思ったら、
もうそこで終わり。
あの頃、横山さんに何を言われても
「どうする?」「どうやって解決する?」
といつも考えていました。
それがいまとても役立っています。
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Why=
「何でそんなことを言われないきゃいけないんだ」
「何故こんな事が起こってくるんだ」
と無理難題やマイナスの出来事をそのまま受け止めてしまえば
そこで思考ストップ。相手や周囲への非難や憎しみが生まれます。
そこを自分に起こることは全て一旦受け入れて
How=「どうやって解決する?」「どう受け止める?」
とその問題から逃げずに向き合って解決を図る。
あらゆる仕事、人間関係に通じる
難しいけど、ものすごく大切なことです。
あの強烈な個性のやすしとこんな風に向き合えた大谷さんは
本当にすごい人だと思いました。