腰巻お仙 振袖火事の巻





全公演終えました。



全公演前売完売

満員御礼で駆け抜ける事が出来ました



ありがとうございます。


そして、入れなかった方々ごめんなさい。





今回はじめて唐十郎作品に触れました。



唐十郎さんが演じた円谷芳一 役を僕はやりました。









相手役は李麗仙さんが演じた

片桐仙子 ことお仙ちゃん






山丸りなさんが演じました。



演出の小林七緒さんと共に


みんなで


腰巻お仙という

強い言葉が詰まった戯曲に



どうやって挑むか


ずっと考え続けました




戯曲が産まれた当時を知る




唐十郎さんの事を知るなど




様々な場所に行ったり、


本を読んだりなどなど。



そしてとても有り難かったのは



その当時を身体で知っている


状況劇場の役者で共演者である大久保鷹さんから稽古〜本番とたくさんお話を聞けたこと。




唐十郎さんが演じた役を

やる事に重みを感じていました。


しかし、鷹さんからも演出の七緒さんからも


今は


1968年ではない2018年だ



そして、

唐さんを演じるわけでも

李さんを演じるわけでもない



今生きるぼくたちが


芳一をお仙を


演じる


作り出す事に意味がある。



その為に色々な事を知って


当時ももちろん。


背負って


みんなで挑もう



鷹さんも

これが初演だ。


新しい腰巻お仙だ。



と言ってくださり


走り続けました。




全公演を終えて


色々な事が残りました。



腰巻お仙 振袖火事の巻 は僕の中を沢山散らかして過ぎ去りましたが、多くのものを残していきました。





今回出会った方々と
また一緒に作品の中で生きられるように




しっかりと打ち上がりました。




公演を重ねるごとに
色々なモノを重ねていけたとしたら

相手役である山丸りなさんやみんなのお陰です。

どんどん変わっていく
お仙ちゃんはとても魅力的で素敵でした。


作品がどんどん変わり
息衝いていくのを感じました。

それらを一緒に
そして、客観的に最後まで見届けてくれた
スタッフさんたち










全てに感謝。

2018.12.18
円谷芳一 役 祁答院雄貴