見かけないご高齢の男性が、私の店に何かを尋ねに来た
「〇〇さんという人のお住まいはご存じないですか?」
私と同じ苗字ではあったけども、聞きなれない名前
「うちにはいない名前ですけど・・・ご用件は?」と聞くと
その〇〇さんに御礼をしたくて探しているのだと答えた
どこかで渡されたメモを見せられて、あ~この人なら知っている!ということで
電話番号もあったので調べたら、その番号が1個間違っていた
でも僅差だったので、とりあえずその人の家に行くと誰も居ない
そのうちに帰って来るだろう!と店に招き入れてお話を聞くと
財布を落として警察に行ったら、もうその時点で〇〇さんが警察に届けていて
その老人は財布を取り戻すことができたそうだ
入院のために町の総合病院に行って、財布を落としてしまい
バスに乗る時に財布がないことに気がつき、財布を探し回り
警察に届けようと思ったそうだ
少ない年金で生活をしているため、本当にありがたくて
○○さんを昨日から町なかを歩き回って探していたそうだけど、私はこうして
大通りをずっと見える場所でパソコンをしながら店番したけど気づかなかったなぁ~
以前に太川陽介さんと蛭子さんが通ったという時も北海道の妹からの電話で知ったくらい
実は大通りなんか見てなかったんだなぁ・・・私は
股関節を手術して歩くのもツラいらしいのに、警察に届けた○○さんを探していた老人
買い物から帰ってきた〇〇さんを呼び、御礼ができた
私は思ったけど
届けた○○さんも立派だけど、御礼をするために2日間
町なかでいろんな人に聞いたり、反対方向や高台になっている駅への道を登ったり
そこまでして直接御礼を言いたいと体力と時間を削る人って
いるだろうか?
きっと、この老人も良い人なんだろうな・・・
だから
今回だけは、この一大事を神様が助けてくれたんじゃないか?と思った
私は、老人にそう言葉をかけました