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命からがらの救出

この画像は、東日本大震災の時
私の店の一見おいてお隣りの店です
今日は、こちらの家に住んでいた御家族と会う機会があって、先の震災の話をしました

画像は、住人の方の救出が終わった後なのですが
先日、ここのご主人が亡くなられて今日が葬儀でした

そのご主人はとても昔気質で、いい加減な話だと怒る人でした
何でも知ってる方なので、何かする時は決めるのもご自分
私も商店街のお知らせとかで訪問して、説明が行き届かなくて怒られたりしました

そしてあの大きな地震が町を、県を、東北を襲って
ご主人の住まいが画像のようになってしまいました
奥様は辛うじて難を逃れましたが、ご主人が取り残されてまあ割りの人たちが懸命に屋根を持ち上げて助けようとしてました

揺れが収まったころに私が外に出た時に、この光景を見て驚いて向かっていきました

皆さんが持ち上げているところに私が手伝えるスペースがなかったため、落ちた屋根の向かって大声で名前を叫びました

ちょうど玄関の低くなったところに閉じ込められていたので、家具や柱に体を挟まれることはなかったそうです
助けられました!

翌日、そのご主人が私の店に来て
「俺は悔しいんだ・・・」と言ってポロポロ涙をこぼしながら、何も出来ずに皆さんに助けられたことを自ご自分で責めてました

それ以降、何日か私の店に来て話をするようになり
次第に元気になって生きました

今日はそのご主人の家族と葬儀で会い、その時のお話をしました
たいへん驚いておられました

「俺は一度も親父の泣いたところを見たことが無いよ!」
詳しく話を聞かせてほしいと言われました

93歳のご逝去
ご主人の供養になったかな・・・