雫石のおばあちゃんのように。電車から。


文化の日は、アッキーを見送りに京都へ行った後、ボーダレスアートミュージアムNO-MAの会場に行ってみた。
町家を改装して造った美術館で、アウトサイダーアート(アールブリュット)を専門で展示しているところ。

川内倫子
の写真のリーフレットにつられていってみたが、川内倫子ってアウトサイダーアートだっけ?
というよりも、滋賀県出身ということでか。
今回の展覧会は残念ながらボリューム不足かも。

アウトサイダーアートは、市場主義にのっとった美術ではないので、その作品はあら削りで、大味。
現代美術が宝石としての賞賛をうけているのだとしたら、アールブリュットはまさに原石で岩石。
私が先日石を購入したクリスタルワールドのごとく、圧倒的な量や、大きさや、混沌さがないと、なんかぜーんぜんおもしろくない。
あの絵の放つ妖気みたいなものに四方八方囲まれて、脳内がウニャウニャするかんじは、おそろしくダークなフリースタイルジャズを聴かされた感じになるのがいいのに。。


$雫石のおばあちゃんのように。$雫石のおばあちゃんのように。

物足りないので、近江八幡の町並みを散策。
ひゅー、寒い。冬が近い。
室町時代から続いてある城下町、のちに商人の町となったまちなみ。
ここが一番熱かった時代だなぁー。。
しのちくちゃんからもらったマンガの「へうげもの」の時代とぴったりくるので、以前よりも多少は身近に感じられるようになった気がする。

時間がたくさんあったので、八幡山のロープウェイに乗ってみる。
眼下には織田信長の安土城跡と、近江八幡の町。

この山、結婚前にまだ知らない頃夢に出てきた山とそっくりで、とても以前から気になっていた山。
$雫石のおばあちゃんのように。夢はまんまこんな感じで。
狐のところに嫁入りする夢だったんだけど、この山を見た瞬間、ここだ!と思った。


頂上にひっそりお稲荷さんがあって、きゃー と、おもった。狐
ここで願をかけたら恐ろしく効きそうだ。。(家の母の教えで、わたしはお稲荷さんを滅多に参らない。)

そうおもったら、おまえの人生の願いは何だ?と、頭の中で聞こえたような気がした。
一度願ったら、引き返せない気がした。
しかも、何も即答できなかったので、怖くなって何もせずにひきかえした。

自分は運命の神が現れたときに、明確に願える願いがなにもないんだなぁ。。
って、ゆーかびびっちゃったよ。

信長みたいな野望は、私にはない。
あるのは、風のようにさすらって、この世の中のことをたくさん見てみたいという気持ちだけ。

$雫石のおばあちゃんのように。


紅葉はもうひといきかな。




アッキーと酒盛りしてたら、琵琶湖に虹がうかんでた。

$雫石のおばあちゃんのように。



今日は、なんて散文。




コメント欄、オープンにしました。

気が向いたら、なんか言葉をください。


皆さんなら、何を願う?