しんしんの近況
旧ブログ最後の7月から今までの何か「変化」といえば、学童に入所した事、月2回近隣の小学校の「ことばの教室」に通い始めた事でしょうか。
学童に関しては、しんの通っている小学校が「小規模特認制度」という制度を利用している為、学区を飛び越えて通っている子達がほとんど。それも関係しているのかもしれません。
12名のクラスメートの内のほぼ8割りの子達が学童に入所していて仲の良い友達も右に同じ。
前々から本人が「学童に入りたい」と希望していたのでした。
私が働く事により、入所条件もクリア。9月から学童にお世話になっています。
小学校の敷地内にあって18時30分まで預かってくれます。
一般的に学童は4年生までというのが基本らしいけれど、しんの学校は人数が少ない事から6年生まで預かってくれます。
学童に入って、しんはとても表情が明るくなりました。
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しんの持つハンディキャップ、高機能自閉症という特徴は「知的障害がほぼないけれども、自閉症の傾向を兼ね備えている」というものです。
1歳半から療育に取り組んできたしんは、今ではほぼ見た目に分からなくなり、みんなと一緒に過ごすことが出来ています。
が、「知的障害」がないと言っても、細かく検査してみると彼はとてもとてもアンバランス。
例えば、現7歳のしん。ある面では9歳、10歳レベルの事が出来てしまっても、ある面では4歳レベルの事が出来なかったり・・・グラフにするとバラバラな形となります。
成長すればするほどにそのアンバランスさが広がっていき、どうしてもフォローしないと難しい面もあります。
特にしんは人の気持ちを汲み取るのがとてもとても苦手。
私が雷を落として怒っているのに、しんは「怒られている」というのがよく分からなくて、しんはしんなりの「思いやり」なのでしょうが、しんの中では「ママを笑わせてあげよう」という行為に発展し、ある時は笑い始めたりします。
怒っている方としては「人が真剣に怒っているのに何だ!その態度は」となってしまいますよね。
しんに、「大声で怒鳴ったりする」という行為は意味がないのです。
それよりも、端的に分かりやすく、図を用いたりしてビシっと「何が」「どう」「どうして」いけなかったかを説明しないと理解できません。
しんは、図なり文字なりで説明すれば、パパパッと頭に入ってしまうのです。
その特徴が痛いほど分かっていながら、私に余裕がないとついつい怒ってしまいます。
その度に反省、凹む日々です。
学校というのは、12名であろうともっと大人数だろうと「集団」です。しんが通っていたM幼稚園のように、しんの
個性を十分大切にしながら見守ってくれるというのは、学校ではかなりの限界があります。
先生の言うことをきちんと理解して、「はみ出さない子」というのが学校の理想像なのだと思うのです。
しんは今のところはパッと見出来ていますが、でもやはり細かくみると、先生の「言葉の指示」が伝わらない、
「物を書き写しながら話を聞く」などなど健常発達の子がすんなり出来る事でも彼にとってはとにかく難しい。
また自分に完璧を求めてしまう傾向もあり、例えば何か仕事を与えられればしんは全力でやります。
自閉症の子のエピソードでよく言われる例えがあって、「自閉症の子は、「水やり当番」になったら、雨だろうが雪だろうが雷だろうが「やらなきゃいけない」と思い込み、誰が止めてもやらないと気がすまない」という話があります。
しんはそこまでではないけれど、そんな傾向があります。
アンテナ張り巡らして、少しの「漏れ」もないように必死に必死に頑張ろうとするのだけど、「ハンディキャップ」は「ハンディキャップ」どうしても乗り越えられない壁が出てきてしまいます。
それに対してしんは自分が許せず家に帰ってきて抱えてきたものが一気に発散し、パニックになり、自傷行為になり・・・となります。
学校生活というのは、12名の世界であってもしんだけの為に動いているわけではありませんから多大なる負担のようです。
担任の先生には毎度毎度しんの特徴を説明し、対応をお願いしてはいますが、野田市はまだ「発達障害支援」が始まったばかり。教育委員会の方達は勉強が進んできていてもどうしても、現場の先生にはまだまだなようです。
いくら説明しても、「その時」はやってくれても、次同じような事が予想されていても、どうしても「次」につながらない。先生も必死にしんに良い方向へと歩み寄ってくださっていてもアスペルガー云々に関する「知識」がない。
担任の先生とは、この1年間とにかくとにかく話し合いの日々でした。
一度夏前に相談した際に「学校ではしん君は何の問題もなく、むしろ優等生タイプです。学校の様子ではまったくその「気」が見られません。」といわれたことがあって、どうも私がクレームを言ったと受け取られてしまって
私の言い方がいけなかったのだと思いますが、プライドを持って今まで教師生活を積んでいらっしゃった先生に対して、どう言ったらいいのかとかいろいろな事を悩みながら、それでも学校のコーディネーターの先生S先生はコーディネーターという事もあって講演会や勉強をしてこられていてS先生に間に入っていただいて話し合いをしたり、紆余曲折な日々です。
でも、私たちが学校に歩み寄って私たちが知っている知識やしんの特徴を繰り返し繰り返し伝えていくしかありません。
野田市のコーディネーターの先生、学校のコーディネーターの先生、そしてCASという千葉県の発達障害の機関の先生に入っていただいて今、私たちがきっかけとなって「風」をあてている状況です。
27日にはやっと、やっとCASのT先生が学校に出向いてくださってアドバイスをしてくださる事となりました。
T先生にはこちらに越してきて以来、ずっと相談でお世話になっている「児童心理士」の先生で、しんのような
高機能自閉症に関していろいろな学校に出向いてアドバイスをされている先生です。
やっと、やっと実現します。野田市という所は、「アスベルがー」「高機能自閉症」のように今増えている問題に関して本当に「これから」な場所です。
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話がかなり脱線しました。
そのような経緯もあり、夏休み前などは疲れが出てしまってかなりしんもしんどそうでした。
学童に入ってからのしんは、とても明るく、M幼稚園に通っている時と同じ表情をしています。
しんからしたら「おばあちゃん世代」の先生が見てくださります。宿題をやって、オヤツを食べて、遊んで・・・と
6年生までの子達が一緒に過ごします。
この辺の子達は素朴でとてもとても優しいです。
しんが困ったことあると、すぐに助けて手を差し伸べてくれます。
長男で上のいないしんにとって、上級生のお姉ちゃん、お兄ちゃんはとても頼もしいようで、甘えているようです。
学童は学校生活よりは「ゆったり」です。
学童の先生もしんの特徴はきちんとお話してますので、寄り添って温かく見守っていただいています。
そして「ことばの教室」
近隣の小学校まで通級して通ってます。
何をしているかといえば・・・「ことばの教室」での90分は、しんだけの為にO先生がついて学校で苦手としている
ところのフォローをしてくださる場です。
特にしんは「人の気持ちを汲み取ること」を苦手としています。
そういう事に対して課題を用意してくれたり、カウンセリングしてくれたり、あと一番しんが楽しみにしている時間。
教室2つ分を使用していて、もう1部屋はトランポリンがあったり、大好きなパズルがあったり・・・と身体を使ったり頭を使ったりの「あそび」が出来ます。
ここは「自由」です。疲れきったものを1人の世界に入る事によって癒す場のような感じです。
O先生はその様子を通して、しんのカウンセリングをして下さったり、
また完ぺき主義過ぎて自分の負けを受け入れることが難しいという特徴から、ゲームを通して「負ける事もあるんだよ」等々を教えてくださったり・・・
他さまざま「今」のしんの課題点を話し合いながらの授業です。
しんは「ことばの教室」も大好き。
本当にさまざまな立場の先生がしんに関わってくださることとなりました。
それが大きな「変化」です。
長々と失礼しました。
ゆっくりではあるけれど、しんは確実に成長していっています。
「成長しない子はいない」この言葉を信じ、私たちは「縁の下の力持ち」となり支えていくしかありません。
がんばります。ご支援、よろしくお願いします。