退職しなければならない理由を考えてみる。


会社はWEBサイトや印刷宣伝物の制作、アプリの開発などさまざまな企業受託物を制作したり開発したり、維持したりが生業である。


自分が仕事でヘマをしたとか、勤務態度が極端に良くないとか、仕事ができないわけではない。


自分はデザイナー兼ディレクターで新規の制作物をデザインしたり、制作の進行をしたり、コンペ資料を作ったりしている。関わるスタッフから信頼されていると思ったし、専門分野のデザインや制作ということにおいては社内でも出来る方だと思っている。

(これも前の面談で誰でもできる仕事だと否定されたが)


ただ、最近自分と一緒に仕事を進めてきたスタッフ数名が会社を辞めた。他にやりたい事があるとかの理由だが、会社との折り合いもあったのかもしれない。


あと、会社の方向は自分が入社した頃と比べて変わって来てもいる。うちの会社が最もコスパ良く儲かるのはゼロからイチを生み出す新規制作ではなく、イチをイチのまま情報を入れ替えていく更新作業である。


更新作業とは形が決まった媒体(主にWEBサイト)の情報を入れ替えていく作業である。受託の場合、与えられた要望に応えられること、パソコンが使える事、あとはコミニュケーション力を要する仕事である。


何故それがコスパ良く儲かるかと言うと、特別な技術は必要ではあっても専門性の高い技術をさほど必要としないため、安い労働力でまかなう事ができるからです。


その上、お客様から数年単位の継続的な発注をいただけると、そこには技術料として結構な予算を割いていただけるからです。


そういう意味ではまあ、自分の仕事は常に新規の制作で継続性はあまり無いため、会社にとってコスパが悪い存在であることは理解できなくもない。


勤続7年になるが、会社の中では年長者で給料が高い方である。主に更新をする若い社員はビックリするほど給与が安いのを知っている。


だからといって、今すぐ辞めろと言われなきゃいけない程のことなのか?


コロナで売り上げが下がっているとはいえ、会社が赤字というわけではない。