彼岸花とは
花の一種である。
別名は
曼珠沙華(
マンジュシャゲ)、
地獄花、葬式花、
死人花、ハッカケババアなど
日本でもっとも別名が多い植物であると言われている。
属名はリコリス、ヒガンバナ属の園芸種は主にそう呼ばれている。
放射状に上へ向かって咲く
赤い花びらや毒を持つ根で有名。
実は有史前帰化植物であり、
モグラなどにあぜ道に穴を開けられないよう畦道に植えられたと言われている。
日本に生えているヒガンバナは三倍体であるため花粉が使い物にならず普通は結実しないが、近縁種のショウキズイセン(黄色)とは雑種を作ることが出来、その場合は何故か白花のヒガンバナとなる。
独特の怪しげな雰囲気に魅了される人は絶えることはない。
ちなみに彼岸花の毒は水溶性のため水洗いして処理をした球根からデンプンを取って
食べることもできる・・・が、そこまでして食べる勇気はない。
実際、救荒作物であって飢饉や戦時中などの食糧不足の際に緊急的に食べられたそうで。