こんばんは。
日曜日に母が亡くなりました。
一緒に暮らして10年になります。
最初は平日だけ一緒に暮らしておりましたが、週末に母の暮らしぶりを見ていたところ、自分のために栄養のある食事も作らず、いただき物や冷蔵庫にある食料を適当に食べていたようでした。
脳梗塞、大腸がんと次々に病を発症し、見ていられず我が家に引き取りました。
本人はまだまだ実家に居たかったようでしたが、免許の返納を勧めた兄が面倒を見るかと思いきや全く世話をせず、訳の分からない理屈を言って一緒に暮らすことを拒んでいましたので、我が家で一緒に暮らすしか道はなかったのです。
しかし今思えば、毎月旅行に出かけたり、美味しいものを一緒に食べたり、母との楽しい思い出もたくさん作ることができたのはありがたいことでした。
一方、介護は正直きつかったです。
父の時は倒れて4~5日で亡くなったので、ろくに介護をしないままお別れでしたから、余計辛く感じたのでしょうね。
母の最期の1年間は車椅子を車に積んでの通院(ここ数か月は訪問医療になりました。)、おむつ替え、最後の頃は食べる事も歯みがきも自分でできなくなりました。
体が痛いと言うので、夜中に痛み止めを飲ませたり体位をかえたりもしましたが、あまり効果はなかったようでした。
つたない介護でしたが、母は家に居たかったようです。
ショートステイに行くと一口も食べないですぐに帰されていましたが、家に帰ると4~5口食べていました。
「家に居たかったの?」と聞くと「うん」と答えていたので、デイサービスもショートステイも止めました。
止めて正解でした。
最後に兄と姉と3人の姿を見せたことで母は安心して旅立って行けたのだと思います。
今は痛みもなく、身も軽くなって親しかった人に会いに行っているんじゃないかな。
私も後悔や寂しさ、役目が終わった脱力感で多少精神不安定になっていますが、これも徐々に癒されていくでしょう。
お母さん、今までありがとう。