向田邦子さん原作のドラマ「イノセント」を観た
私の好きな向田さんの時代・世界観ではなく
ほぼほぼ現代社会を舞台としたものだった
少し驚いたのは
4作品全てが
思いの外、セクシュアルだったこと
恋愛とHから無事卒業している私としては
「おぉっ」と少しビビった
そんな内容とはつゆ知らずにチョィスしたもので・・・
まぁ考えてみれば、元々向田さんの小説や脚本も
大体男女の心模様を描いているものが多かった
それが現代的に演出されているのだから
こうなっても不思議ではないかぁ
恋愛や友情に於ける嫉妬の感情は
正直、私の超苦手分野となってしまったので
私には少しヘビーだった
それでも、少し性的な意味合いを持っている花々が
存在することなんて、さすが向田さんの感覚
初めて知ることが多く
その点がとても刺激的な作品だった
キャスティングも良かったのも高評価が付けられる
ただ、もし私が主人公だったら
あんな、危険な香りしかしない誘いには
決して乗ったりしないだろうなぁ~
だから、私の人生はつまんないのかもな
いやいや、危険を避ける生き方こそが
私らしいのだから
これでいいのだ
などなど
色々と考えさせられる時間だった
返す返すも
あの航空機事故でこの世の中から
向田さんが奪われたことは
残念でならない
今、この世界に生きておられたら
どんな素敵な物語を生み出しておられただろう
なんて、つい考えてしまう