春は別れの季節

変化にド敏感で感じ易い私には

いつも辛い時期でもある

 

今年は、職場の同僚がひとり退職することとなった

そのことは数か月前から聞いていたので

最終出勤日は私が休みの日にしてーびっくりマークなんて

リクエストしていたのだ

 

私の職場では

誰かが退職となると

まるて披露宴のお決まり挨拶のようなセレモニーがあり

全然仕事への貢献なんて無かった人でさえ

「〇〇も〇〇もできて、とても助かりました~キラキラ」と

歯の浮くような台詞の応酬となり

いつもムズムズと居心地が悪くなるのもあるし

今回は私が唯一プライベートで付き合ったことがある人

泣き虫の私には危険なのである泣

 

彼女の最終出勤日は

私のリクエスト通りに私が休みの日となった

勿論、どちらかと言えば鈍感なタイプの彼女が

私の気持ちに寄り添ったわけもなく

ただの偶然

でも私にはありがたかったダッシュ

 

彼女はいい意味で普通の主婦

まともに働いていたのは独身時代の僅かな時期のみ

あとは良き妻・母として

典型的な普通のおばちゃんである

悪い人ではないけど

正直なところ価値観も合わないし

年齢の割に

新しいことについていけてないし

深く付き合う相手でもないかなと思う人

 

彼女が入社したタイミングは

珍しく真面目な主婦や若い女子が沢山入ってきて

慣れない仕事に一生懸命向き合っていた

そんなメンバーのひとりで

私が唯一ちょっぴり楽しかった時代である

 

残念乍ら、マニュアル通りとはいかない仕事に

自信を無くして

ほぼ全員退職してしまい

残ったのは彼女のみとなった

 

彼女の退勤時間と私の休憩時間が同じだったのもあり

いつの頃からか

約束はせずに

一緒に過ごすことが多くなった

 

そもそも価値観が合わないのと

仕事に対する感覚も全く違うので

「物凄く気が合う」とか「友達」という感覚ではないアセアセ

 

メールのやり取りをしても

定型文程度の内容ししか返さない人なので

退職後に友達つき合いをするか!?

問われると、うーんもやもやである

 

何より、いつも何か問いかけたり誘ったりするのは

必ず私からで、「あ、うん、いいけど」と謎の上から目線

退職後、彼女から何か言ってくることもない

 

まぁ、そんなもん

 

ただ、週に2回だけ

彼女と私の出勤日が合う時の朝に

二言三言やり取りをするだけの関係性

それでも、今となっては

その時間が懐かしい

 

この程度の関りの人との別れでさえ

私にとっては

とても大きなストレス

世間ではよくある「普通の変化」に

私の場合は中々、平然としていられないのだ

 

なので、自分の心が壊れないように

誰とも深く繋がらない

それが私に向いている生き方だと自覚している

 

こんな内向きな思考に対して

世間的には否定的な考えもあるだろうれど

子供の頃からの自分を知っているので

最終的にこんな考えに落ち着いてしまった

 

共感してもらえる人が居たら、ちょっと嬉しい飛び出すハート