47回目の血液透析が終わった。
今回の穿刺は痛みは普通。
普通と言っても、痛いのは痛い。
単にそれよか痛い穿刺を知っているから、今日は普通で良かったなとなる。
慣れるもんですね。
週に一度の通院は車で行っている。
困ったことに私は車の運転があまり得意ではないのでまあまあストレス。
住んでいる所が地方都市の中心街なので、車通りもさることながら、とにかく人と自転車の通りが多い。
轢かないように(当たり前ですが)とても気を遣うから神経がすり減る。
ちょうど夜間透析の帰りは塾帰りの自転車がビュンビュンで怖くてビクビクする。
これから暑くなると開放的になって更に人通りが増えるんだわ。
クリニックに着いて車を停める操作も鬼門。商業施設の立体駐車場のような場所に停めるのだけど、昔の造りで駐車スペースが狭い。
ヘタクソなのであっぷあっぷしながら頑張って停める。待っている車がいると一発停めの成功率は落ちるから、なるべく果てのスペースや小型車の隣を探す。
帰宅してからも鬼門は続く。
住んでるマンションの駐車場。
うちの車のスペースの左斜め前には、とても高そうなベンツが停まっている。数年単位で新車に変わる。今はセダンタイプのベンツですね。
停めるには、どうしてもベンツに近づくしかない。勘弁しちくり…。
ぶつけたらどえらいことになるので、そのプレッシャーから一発停めの成功率は下がる。
かつて田舎に住んでいたときには経験してないことばかりで、地域による運転の難易度の違いひしひしと感じている。
田舎は運転と駐車だけはヘタクソでも楽よ。
ところで夜間透析の顔ぶれは当然いつも同じで、車で来院する人も多くて駐車場ではお馴染みの車をよく見る。
高級車が目につきますねえ。
うーん。透析しながら働いて、税金があれで、あれもこうだから、あれなのかなあ…などと下世話なことを考えてしまう。
もちろんそれらの高級車やアルファード系の隣は停めきれないので、避けて果てを目指す。
もうこれ以上運転技術上がらんような気がする。早く自動運転機能が標準装備の世界になんないかな。
そんなこんなで通院の運転は個人的に疲れる。ただ一つ気づけた良いこともある。
私は今まで夜に出歩く機会が滅多になかった。なので夜間透析から帰ってきてやっとこさ家に辿り着いたとき、夫が出迎えてくれるのをとても新鮮に感じている。
ずっと逆の立場だったから。
あれってホッとするもんなんだね。
夫婦喧嘩したときや、子供たちが小さかった頃、反抗期で険悪だった頃。
夫の帰宅時まあひどい態度を数え切れないくらいとったもんです。
今更ながら申し訳ないことをしたと痛切に思う。ひと仕事終えてやれやれって夜帰宅したら、人は機嫌良い人に出迎えてもらいたいもんなんだね。
知らんかった。夜間透析始まって気づくまで25年かかった。遅すぎ。
まあ…遅まきながら気づけたのは良かった。反省しとります。