このブログでお話することは
あくまでも私の意見です。
以前仕事をしてきた経験から
たどり着いた意見ですので
他の方法を否定するものではありません。
また、会社によってもいろいろだと思います。
こんな方法もあるよ…というぐらいに
お読みいただければと思います。
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型紙を作る時に


色々考えますが、


デザイン画のイメージで、


サイズ感に気をつけて…というのは


もちろんですが


仕事として型紙を作る時は、


他にも気をつけていたことがあります。





服になった後の


お手入れや、


購入されたお客様が着るときのことです。


着ているうちに


見返しが吹き出してこないか、


脱ぐ時に引っかからないか、


洗濯するときに不都合が無いか…。





洗濯機で洗える素材は


何回もの洗濯に耐えられる様に


丈夫な始末にすること。


ファーストサンプルを


モデルさんに着てもらって


修正後、セカンドサンプルを


作ります。



セカンドサンプルでは


店頭でハンガーに掛けられたとき


どんな顔になるのか確認します。


お客様と初対面の時に


キレイな顔で見ていただくのは


とても大事なので。


必要ならつりテープ等を付けて


ずり落ちない様にします。





そして量産に入りますが


工場での裁断の前に


1枚先上げサンプルを


必ず送ってもらいます。




縫い方が指示通りか


型紙通り上がっているか


確認してから量産に入ります。




すんなり上がってくれば


ラッキーですが


色々なことが起こります。


その度に工場から連絡が入って


付属屋に連絡したり生地屋に連絡したり…。




生産管理の担当が


ブランド掛け持ちしていたので


忙しいときは自分で対応してました。





夜寝る時にその日工場に入れた


量産の仕様書が


頭を離れない…なんて


しょっちゅうでした。





間違いがあったら


何百枚、何千枚の不良品の服が


上がってきますので、


それはもう想像するだけで


恐ろしい…。





そんな恐ろしいことが


ある日起こってしまうのです。





長くなったので


続きます。




ポチッとしていただけると

うれしいですm(_ _)m



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