原型のお話をしましたが、


オーダーの型紙と既製服では


考え方がかなり違います。




会社を辞めたあとしばらく


オーダーの仕事をしていました。


既製服との違いを


いろいろ勉強させていただきましたが、


つくづく人の体型は色々だと


知ることができました。


私がお世話になったのは


ミセスのお客様が多いお店でしたので


今までとは全く違う体型や


お悩みを知り、なるほどなぁと


日々新しいことばかりでした。


シーチングと実際の生地と


2回仮縫いを行うので


2回目の仮縫いはほぼ修正の無いように


型紙を完成させます。


なので1回目の仮縫いの後の修正は


大変でした。



それに対して既製服は


標準体型に合わせて型紙を作ります。




デザイナーズブランドは


違うのかもしれませんが、



百貨店や専門店等に卸している


メーカーの服は


大体JIS規格の寸法で


作っているのではないでしょうか?


服のサイズに9号とありますが、


これは…、  9AR、




つまり、A体型の身長R(レギュラー)の


9号サイズということです。


つまりこのサイズ表示の服は


バスト83ヒップ91の人が着用できる、


言い方を変えると


着用できないといけない…


ということです。




既製服のサイズ設定を話すと


長くなりますので


オーダーのお話に戻します。



オーダーにはそんなサイズのしばりが


あるわけではなく、


ただ、着る人に合わせて…となります。


だけど、実は本当に大切なのは、


着る方に合わせるだけでなく、


着る人が


きれいに見える服でなくてはなりません。


同じバストサイズ、肩巾でも


何か細く見える…


という様な感覚が大切です。


足が長く見える、


首が細く見える、


何でもいいのですが


「なんかステキ!」


とお客様に思っていただける


型紙を作るのが大切。


これがオーダーのお店で私が学んだ事です。





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