我が家の娘の場合の発達凸凹での文字書きの対処法 | しららさんちの日常

しららさんちの日常

ミニチュアダックスそら(2021年死去)とトイプードルのアクア(2023年死去)、猫の清麿(2014年死去)と小雪、2012年に618gの超低出生体重児で生まれた子供との日常の記録

だいぶたってしまいました、すいません。
色々書こうとすると、纏まらなくなってきて…(…脱線しまくって(;^_^A)。
なので、改めて、まっさら状態でシンプルに書くことにしました。

うちのみぃさんは、言語分野は99で、視覚的に図形(文字も形です)の認識し記憶し区別することは大丈夫なので、文字を読むことは出来ます。
図形の区別といえば、間違い探しやミッケなんかも好きですねー。

それと、まぁシールは真ん中に貼れるので、枠の範囲という空間の感覚はあります。

が、みぃは、
視覚的に覚え、区別してる、図形を書き&描き表すことが難しい。
視覚的に見た動きを、自分の身体で再現することも難しい。
あ、書く&描く問題も、この一種か…。

どこの神経というかシナプス?がダメなのか(もしかして、かーなり迂回して繋がってるのかなー)、こう書くと、わかる感じですよねぇ。

で、前回書きましたが、入学して平がなの宿題が出るようになってから1ヶ月。
平がなで名前をかけるようなったのですが、
どうやったか。

試行錯誤した結果、言語分野の高さを生かし、書くときに、言葉で動きを表現した言葉がけをしてみました。

例を上げますと、ろを書くときは、
横に一本まっすぐ、斜め、止める、くるん…って言ってました。
あ、途中で、離さないんだよ(…ひとつの動作で止めて鉛筆を紙から上げないという意味ですが、今はもう一言「離さないんだよ」しか声がけしてないが、それで通じます)とも言ってるか。

あ、今じゃ、横や縦にまっすぐな線を書くときは、横に一本、とか、縦まっすぐとかしか言ってないかもしれない。

あとは、私はやってないけど、うちの母が迎えに行った日は、宿題をやらせる時に、スーッとかまっすぐの長さも言語で表現しながらやってみたと言ってましたね、そういえば。

ちなみに、最初はそれも全くダメでしたよ。
苦手意識が先にきて、「出来ない!(うわーん(T△T))」となり、
コラーッ説明聞けぇーっ(*`Д´)ノ!!!
…って、感じでした。

しかし、根気よく(いえ、最初は優しく丁寧だったけど、やらないと、段々キレたりもしてましたが(^-^;)宿題の度に言いながら、時には手を添えて動かしながら、やらせたんです。

で、転機は、さっき例にあげた、「ろ」でした。
今まで言われてた言語的な動きの説明と身体の動きがちょうど脳の中のパズルがはまったかんじになったのか、
「ろ」が書けたんです。
で、同じ日の宿題には、「ら」もあって、先に「ら」をやってから、「ろ」に取りかかったんですよ。
なので、同じ日のその前に手を添えてじゃないと書けなかった「ら」も「ろ」が書けたら、あら、書ける!ってことに。

ちなみに、「ろ」が書けたので、ついでに「る」も書けるようになったんですよ。
なぜなら、名前に「み」がつくみぃさん、実は「み」は前に書けるようになってたから。
『くるりん』って言葉がけでの動作はわかってたので…「ろ」を書かせる手順で、最後に「くるりん」という言葉がけを足せば、「る」になるからね。

あ、「み」を書けるのに、「ろ」が書けなかったのは、まっすぐな線から丸めるという、途中で線を止めて、でも鉛筆の先をそこから離さないまま違う動作である、丸く動かす動作にうつることが出来なかったからです。

いやー、これ、私も全然意識してなかった。
無意識にまっすぐに動かしていたのを止めて動作を切り替えてるんだねー。
文字を書くって、そんなことしてんだぁ~って初めて気がつきましたよ。

「ろ」が書けなかった理由は、それだけじゃなくて、
『斜め』の線を書く動作がうまく出来ないからってのもあります。

ただ、実は「ろ」や「る」は…実は斜めのところがまっすぐっぽくなっても、「ろ」や「る」だってことが、判別つくんだ、意外に。
みぃが書いたのを見て、はじめて気がつきました~(;^_^A
なので、斜めを書くのが苦手でも、「ろ」や「る」は書ける、ってことに。

斜めに線を引く動作が上手くできないので、
実は「き」「さ」には相変わらず苦戦してます。
『斜め!』と声がけしても、縦や横のまっすぐになってしまうんですよ…。
斜めがまっすぐになったら…「き」や「さ」って、「き」や「さ」には見えない…。
なので、書き直しってことを言うと、癇癪を起こして「なんでー?!」って、泣く。

本人はちゃんと書いてるつもりだから、書き直しに納得出来ないところがあるんでしょうね。

斜めになってないのを指摘したら、それはそれでわかってないわけではないようですが、
やってるつもりで斜めを書く動作が出来てない。
そこにも苛立つようです。

そんな意味も含め「なんでー?!」って、なるようです。

で、斜めが苦手だから、「わ」や「れ」はどうかというと、実はこちらは意外とそれっぽくは書けてます。
「わ」は、まっすぐ縦一本、横、斜め、戻る、くるんと言って声がけしたはず。
ただ、斜めの線がちょっとどれも書いたのをみると短いので、それっぽくなってはいるとしか書けないんだけども。

でも、前は、『戻る』って動作が出来なくて、なぞりでも離しちゃって途中から付け足すみたいな感じで形にしちゃうんだったんだけど…。
「わ」の宿題の書く数の早い段階で『戻る』動作で戻して、続けて書くということが出来るようになったのよ。

たぶん、「ろ」の時に、動作を止めて、離さずに違う動きをするって感覚を身につけたから…だと思う。

いやぁ、うちの名字が「ささき」ではなくって、そして名前を「さき」とかつけなくてよかったですわよー。
もしそうだったら、まだ自分名前を書くのに超苦戦してただろうなと思うの。

自分で平がなで名前は書ける、になってよかったよ。

まぁでも、斜めに書くことは、常に出来ないわけではないので、それはおいておいてですね。

書くみぃさんだけでなく、教える=動きを声がけする私側でも、
ちょっと苦戦してることがあります。

昨日「を」が宿題だったんですけど…。
うーん、なんと説明したらばよいのか…。
線と線をくっ付けずに空間をあけるという感覚がよくわからないんだなということがわかったの。

「め」や「あ」でもそういうところは見受けられたんですが、そんなに目立って全然書けないなぁってなかったんですけども、
「を」は頑張って学童で書こうとしたみたいなのですが、自力で書けたやつが0でした。

実は書こうとしたあとがあるのに、出来てるのが全く0ってのは、久しぶりに見ました。
じゃ、動作の動きからって、やったんですが、
「を」ってね、動きはあってても、2ヶ所気をつけないと「を」に見えないということがわかったのです。

それは2ヶ所線と線を付けずに間をあけるってこと。
一画目の横棒の端と、三画目の線はくっつけずに始めて、二画目の下のところを短くし、三画目がくるりと戻る時に、二画目の下に付かないようにくっつけないように書かないと…、「を」じゃなく、何これ…な形になりました。しかもみぃに書かすと最初の形が…「ち」なっちゃってるから、余計に(^-^;

この、間をあける、こことここをくっつけないように書くってことを、みぃにわかるような言葉での説明が出来なくて、苦戦…。
1ヶ所ならまだしも、2ヶ所(しかも幅が狭い)と、みぃに言葉での説明だけで空間をあけさせるのが難しかったのである。
点々つけて、こことここの真ん中からとかもいってみたんだが…、
ダメでした~、意味がよくわからなかった様子(/ー ̄;)

これって…、漢字…山とかならいいけどさ、画数増えてきたら…どうしようってなるところよね~。
それまでによい声がけの台詞が見つかり、みぃの感覚とが、カッチリあってくれるといいんだけどなー(;^_^A