ありがとうドイツ | グリーン・ワーホリinドイツ

ありがとうドイツ

5月はドイツで一番美しい季節といわれていますが、美味しい季節でもあります。ホワイトアスパラガスとイチゴが旬を迎え(ドイツでも数少なくなってきた、年中出回らない野菜&果物のひとつ)、ついつい余計な出費を増やしています。

さてさて、脱原発へ方向転換したスイスに続き、ドイツでも原発の稼働時期が22年までに短縮されました!

そもそもドイツは脱原発を決めていたんですが、現政権が稼働停止時期を延長して大ひんしゅくを買い、福島での事故を受けてやっぱり元に戻した、という感じです。
もっと早くにやっていれば選挙で大敗しなかったのにねぇ、というのは余計なコメント。
先の日曜には全国各地で16万人規模のデモが行われました。とりあえず政権への批判はだんだん収束していくかもしれませんが、デモがどういう形で続いていくか、楽しみです。

スイスはけっこう驚きでした。かの隣国は、フランスからの電力に依存していて、その依存を減らすために新たな原発が国内に必要だという意見も聞いていましたし、ドイツ人に比べて原発への抵抗感が薄い云々いわれてました。
でも新しい原発を作るに際しては、前々から国民投票を義務づけてるんですよね、スイスらしく。福島の事故を受けて、新規原発を作るのは相当難しくなったと思いますから、早々の転換はホント賢明だと思います。

新しい原発が作れなくなったら、稼働中のものはいずれ廃炉にしないといけない=早めにエネルギーシフトをしないと間に合わないことから、脱原発への流れは当然のものになると思います。
日本もエネルギー政策転換とかでごまかさないで、脱原発をはっきり口にしてくれればいいんですが。
それとも30年後とかに再度作ろうとか考えてるのかな、スリーマイル後のアメリカのように・・・。