寝巻きのままダウンと長靴を履いて
外に出る
まだ顔も洗っていない
まだ頭も夢の中に映る白い世界が
寝ぼけ眼の眼に優しくない
上を見上げても下を向いても
頭の中も身体の表面も真っ白で
いつまでも消えないあなたの声に
いつまでも残っているあなたの横顔
おめでとう
そんな言葉が聞こえた気がする
それは一瞬でちらちら消える雪と共に
かき消された
あれは幻想だったのか
希望はすぐに砕け散って
願いは一つとも叶わずに
想いはいつも届かない
飛び乗ったレールが間違えて
あたしを違う方向へ転換してしまった
向かう方向は同じだとあなたは言った
奇跡を信じるならまた交わる時が
そこでしっかり手を握って離さないで
それは幻聴だったのか
未来はすぐに裏切って
過去はしがみついて離さない
今はすぐにでもいなくなる
毎晩抱いて眠っているよ
それを奇跡と信じるなら今度は絶対
暗闇に閉じ込めないで
いつまでもずっと
愛し続けるから
また一つ歳を数える。