アストロ AP半自動溶接機の番外編です。

15Aの115V・125Vの昇圧機を購入したのでガス化とコンデンサーを追加したアストロの半自動溶接機で使ってみました。

ガスの流量は
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約0.5L/minのラインにボールの中心がくるぐらいに設定して
溶接機の電圧設定はMAX2で固定して単管を前進法でテストします。

まずは0.6mmワイヤー(コンタクトチップ0.6mmm)で溶接すると
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 125V ワイヤー速度 7
真中上
 115V ワイヤー速度 6
真中下
 115V ワイヤー速度 7
 100V ワイヤー速度 5



次に0.8mmワイヤ
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に交換して溶接してみます。
コンタクトチップを0.8mmに換えて溶接してみると、ワイヤーの送りが不安定でなかなか一定速度でワイヤが出ないのでうまく溶接できませんでしたが結果は
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右 125V
左 115V

トーチケーブルを動かしたりしてワイヤー速度が一定になるように調整して
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125V ワイヤー速度 5.5
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115V ワイヤー速度 5.2

0.6mmワイヤに比べてワイヤ速度(電流値)の適正範囲が極端に狭くなっている印象で設定がシビアに感じます。

ここまでは、コンデンサー付きでの溶接結果です。


ここからは、コンデンサーを取り外してみます。
なので、ガス化だけした半自動溶接機をの電源を昇圧機で電圧を上げての溶接です。
で、結果は
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125V・115V・100Vで流値を色々かえてもうまくいきません。
うまくいくかなと思うと昇圧機の15Aのブレーカも落ちて溶接ができません。

出力側のコイル(インダクタコイルというのかリアクトルといのかな?)が邪魔しているのかと思って
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写真のようにキャンセルして溶接してみてもあまり変化がありませんでした。
(ちなみに下のコイルの左にオーバーヒート用の温度スイッチが付くのですが、壊れたので取り外してます。)



0.8mmワイヤーがうまく供給できずテストが十分できなかったのが残念ですが、0.6mmワイヤーの場合は昇圧機とガス化してコンデンサー追加したAP半自動溶接機は調節の幅が広がりよかったです。