最近半自動溶接機の調子が悪くトーチケーブルを曲げると送りが不安定になっています。
モーターのトルクが落ちたのかなと思っていたのですが、ブログでtakさんからライナ(コンジットチューブ)のことを教えてもらい早速交換することにしました。
ライナ(コンジットチューブ)を調べてみると使用するワイヤー径によって内径が決まっているようで0.6mmワイヤーで1.2-1.5mm径・0.8mmで1.2-1.6mm径が大体の内径のようです。
該当する樹脂チューブをホームセンターで探したのですが該当するものが見つからないので、パナソニックの金属ライナの価格を調べてみると案外安いのでこちらを使用すること変更です。
購入したのはパナソニック製のTDT00260で0.6-0.8mmワイヤ用のライナです。


真鍮側には樹脂でコーティングされていてこちら側が供給装置側です。
今後の交換を簡単にするためとホコリ防止のために内径4mmの樹脂チューブを被せまます。

次は供給装置に取り付けるために適当な部材を加工してライナーの真鍮部分を固定する部品を作成です。



構造は簡単でライナの真鍮部分を挟み込むようになっているだけで、チューブの固定はライナーの真鍮部分を挿し込んだだけです。
ライナーの一部を切り取り右側のカバーの中心穴に差し込んでワイヤーの入口は完成です。
固定の為にゴムチューブなどをつけて供給装置が側が完成しました。


この方法ならライナを固定するための部品はゴムなどに穴を開けただけでよさそうです。
トーチ側はライナのカバーチューブを固定するために小改造です。

左側の真鍮製部品がガス化の時に作成した部品です。右上側が今までのもので今度は右下側に交換です。
ネジ径が違いネジを切り直すと肉厚が薄くなりすぎるのでハンダ付けで取り付けました。


ライナーと被せたチューブの長さの調整とトーチのスイッチのケーブルが元のケーブルカバーに通らなくなったので外側に出してスパイラルチューブでカバーして完成です。
結果はトーチを曲げても供給速度に変化が無く安定した溶接ができるようになりました。
新たにまとめましたので
[http://blogs.yahoo.co.jp/kobayashi_kenji_jp/40319335.html アストロプロダクツ AP直流半自動溶接機の改造(まとめ・追加改造)]
も参考にしてください。