実はマイジムニーの8月末で車検が切れてしまった。
8月中に継続検査を受ける予定だったが色々と用事ができたりでなかなか車検整備が出来なかった。

今回はキャブレターの交換。
現在はバイク用のキャブが付いているのですが、車検整備のためにキャブレターを交換することに。
といっても純正キャブではないが純正エアクリーナを付ければ殆ど見えないので詳しい方以外は分からないので大丈夫かな?
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実はこのキャブレターは13km/Lを出した燃費のいいキャブで取り扱いも問題なし。

念のために取り付け前に各部の点検清掃を行った。
ガソリンを抜いて保存していたのでフロート室などもきれい。
しかし、自作アダプターにサビが発生していた。
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定盤に金剛砂と灯油を乗せて研磨修正。
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左右のボルト穴の周辺は0.1mmほど低いが穴の周りの面圧が上がると思い込むことにしてOKとする。

キャブを取り付け空ぶかしをしてみると回転がかなり重く3000rpm以上回らない。
調整やエアーブローなどをしてみるが一向に状況は変わらない。
このキャブをあきらめて純正キャブを取り付けることに。
部品棚から以前使っていた調子の良いキャブが見つからない。よくよく考えてみると友人に貸したまま。
仕方無しにかなり汚れた別のキャブを使うことに。

簡単に分解し洗浄しながら点検するとジェット類は詰まっていない。が、加速ポンプがまったく働いていない。
先ずは加速ポンプ。
ポンプ室へは問題なくガソリンが来ているがベンチュリーにガソリンが排出されていない。
原因は加速ポンプジェットのワンウェイバルブ(?)のサビで張り付いていたためだった。

ガスケットの予備はもっていないので自作することに。
キャブレターガスケットの型紙を探してきて1mm厚のパッキン紙に型紙からガスケット形を写し取りる。純正ガスケットはガソリンが滲みやすいので以前から自作ガスケットに液体ガスケットを薄く塗って使用している。
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ハサミとパンチで自作しているがやっぱりハサミで細かなところを切るのは難しい。

洗浄はアストロで購入した洗浄剤で洗浄したが頑固な汚れが一部残ってしまった。
パーツクリーナで洗浄してみてもあまり効果なし。他の洗浄液を探したところガスケットリムーバを発見。
これが大正解。まるで深夜の通信販売のようにガスケットリムーバをかけるとすぐに汚れが浮いて見るみるうちにキレイに。金属への影響は無いと思うがゴム類には影響があるかも。スロットルシャフトのフェルトのグリスは流れ落ちているいるのでグリスを塗り直しておいた。
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元の状態の写真が無いので比較できないのが残念だが、けっこうキレイに洗浄できたと思う。
ブラシのとどき難いところやベンチュリーの内部のガソリン焼けまでキレイになっている。
逸る気持ちを落ち着かせながら取り付けて空ぶかしをしてみるとスムーズに回転が上がり問題なし。
前のキャブと比べると回転の上がりが遅く頭打ちも早いが純正なので仕方がないか・・・。

これで今回の作業は終了。それにしてもキャブレターの交換に5時間もかけてしまったが、キレイなキャブがついたのでまっいいか。


今回も作業に熱中してしまい写真を撮るのをまた忘れてしまった。作業を始めるときは写真を撮りながらと思いながら始めるが気が付いた時には撮り忘れているのでどうしようもない。申し訳程度しか写真がないので後で確認が出来ないのが惜しい。どうも複数のことを同時に出来ないようだ。