去る2007年11月17日。

友人Hより電話があった。
 友人「ボロイけどMB・GPWのボディーがあるけど一緒買わへん」
 KK「そんなもん買ったらJ3をローフードにしてしまうが」
 友人「大丈夫や。かなりボロイから。すぐには出来へんて。」
   「それに、ボディータブだけやから」
こんなやり取りの後、一緒に購入を決定。

あとはボディー2個を運ぶ手配のみ。
衝動買いと思いながらどんなボディーが来るのかなと思いつついずれはGPWかと妄想に・・・。


数日後。また友人からの電話。
ボディーを運ぶ手配が出来なたかなと思いながら電話にでると。
 友人 「GPW買わへん」
 KK 「え?なに」
 友人 「台湾軍の払い下げと思うけど。」
    「それなりで欠品もあるけどオリジナル。それに予備フレーム付き」
    「けどエンジンも掛かるかどうか状態はまったくわからへん。」
 KK 「オリジナルのGWP1台?写真かなにか見たいな」
 友人 「すぐに写真を送るから携帯アドレスおして」

イメージ 1

すぐに写真数枚が送られてきた。
携帯メールでは制限が多く一度に受信できないのがもどかしく感じられる。
あとからのぞき見たエンジンルーム・全体写真などの写真が送ってこられた。

まだ決めかねぬうちに友人に電話をする。
 KK 「GPWの件やけど。」
    「買うわ」
 友人 「あとは任しといて。」
頼りになる友人である。
思わず「買う」と言ってしまった。
また衝動買いをしてしまった。
もう後にはもう引けない。
 「もう出てこないかもしれない。」
 「最後のチャンスかも。」
などと自分を説得させている。




後日、友人HがMBのボディーとGPWのボディーを2個も軽トラに積んで本当にやってきた。
かなりの「つわもの」。この「つわもの」に感謝。




イメージ 2


後日、GPWの方も無事引取が終わりやっと正気に戻ったようだ。

 引き取ったGPWを見るとなにやら部品が一杯ある。
 いつの間にか一緒に軽トラ一杯分の部品を買っていた。

 だんだんとGPWの本当の姿が見えてきた。 
  「欠品はどこまであるのか」
  「本当に直せるのだろうか」
 などと考えている自分がいる。
 そのうちどこからか声が聞こえてくる。
  「変に手が入っている車輌よりも、払い下げ状態の車輌の方がやり易いはず。」
  「払い下げのオリジナル」
  「良くも悪くもオリジナル」

 どうも思考が混乱しているようだ。
  「払い下げのオリジナルに近い状態」ではなく
  「オリジナルの払い下げに近い状態」のようである。
 「オリジナル」にはかわりがないので良しとしよう。

 それにしても「オリジナル」という響きはなんと魅力的な言葉なのだろうか。 


 脚色交じりではあるが、こんな経緯でGPWとの日々が始まった。