前回はダイワハウスに決めたことのメリットを書きましたが、今回はデメリットについて書いていきます。
デメリット
・外装、内装の種類が少ない
(・鉄骨がどうしてもいやな人は向かない)
・不動産売買契約と建物建築請負契約を同日に結ぶ
①外装、内装の種類が少ない
外壁や床材、扉の種類等の打ち合わせに入りましたが、本当に種類が少ない!!
前にもらった積水ハウスのカタログはもっと豊富だったぞ!
ま、価格が違うので仕方ありませんね。
ただ、床と扉の色が微妙に違う、合わないということもありますので、気にする人は要注意です
②鉄骨がどうしてもいやな人は向かない
私たちは断熱を気にしていただけで、鉄骨そのものがいやなわけではなかったのでかっこ書きにしました。
一応ダイワハウスでも木造の家は建てられますが、、、いかんせんシェアが少ないので
スケールメリットを活かせず割高になります。
ダイワハウスに決めたのならば鉄骨にするのが無難ですね
③不動産売買契約と建物建築請負契約を同日に結ぶ
私が言いたいことはほとんどこれに尽きます
これはダイワハウスに限ったことではありません。大手ハウスメーカーの建築条件付き土地を購入して家を建てる場合、ほぼこの問題にぶち当たると言っても過言ではないでしょう。
気になっている建築条件付き土地が載っている情報サイトを見れば必ず書いてあると思いますが、「建築条件付き土地」の「条件」とは、不動産売買契約を結んでから3ヶ月以内に建物建築請負契約を結ぶこととなっていることが多いです。
ですが、ハウスメーカーは土地の仮申し込みをするやいなや、「本格的な打ち合わせに向けて、来週にでも契約を結びましょう!」と提案してきます。ここでの「契約」とは、不動産売買契約および建物建築請負契約の両方です。
「仮申し込みの段階でかなり詳細まで打ち合わせが済んでおり、今後変更するのは微細なところだけ」という状況にある人以外は、このハウスメーカーからの提案に乗ってはいけません。絶対です。建物建築請負契約締結後に間取り変更などの大規模変更をすると、見積もり価格が大幅UPする可能性が高いです。
あるべき契約の流れは、以下のように進みます。(決してこの通り進むことはありませんがね)
①気になる土地を見つけ、契約を進めるために仮申し込み
↓通常、仮申し込みで押さえられる期間は1~2週間
②不動産売買契約を結ぶ
↓3ヶ月以内に詳細を詰める
③建物建築請負契約を結ぶ
しかし、ハウスメーカーは「②、③を同日に結ぼう!」という提案をしてきます。
「〇月に契約を結んでもらうことが条件の値引きだから」、「契約を結んでからでないとインテリアコーディネーターがつけられない」、「値引きが土地と建物両方にかかっているから同日に契約を結ばなければならない」等、さもそれらしい理由を並べ、「契約後でも間取りの変更等は自由にできますから大丈夫です!」と言って契約を結ばせようとしてきます。
なぜハウスメーカーは②、③の契約を同日に結ばせることにこだわるか?
これは以下のような理由が考えられます。
・3ヶ月間みっちり打ち合わせをしたにもかかわらず、「やっぱやーめた」と言われてしまったらその間の人件費や、土地の商談を止めていた分がマイナスになる
・契約締結後は値引きには一切応じる必要がないので、早くその状態にしたい
つまり、いち早くハウスメーカーにとって有利な状態にしたいのです。
私は、施主にとって一番強い状態は、②の「不動産売買契約のみを結んでいる状態」と考えています。
基本的に、③の建物建築請負契約を結ぶまでは、どんな理由であろうと施主側の自由意志で契約を白紙撤回(支払ったお金がすべて戻ってくる)することができます。
一方で、ハウスメーカー側から契約を解除しようとすると、その時点で支払われているお金の倍額を施主側に支払わなければなりません。
つまり、ハウスメーカーは②の状態にしておくのが怖いのです。
そんなこと言ったって、それはハウスメーカー側の都合、こっちがそれに乗っかる必要はない!
・・・理論上はそうなんですけどね。現実は違います。。。
不動産売買契約を結んでから3ヶ月間みっちり打ち合わせをして、これ以上変更がないとなった段階で建物建築請負契約を結びたい!といくつかのハウスメーカーに言ってみたことがあります
ある会社は、、、
「できません」の一言。
法律により認められている権利のはずと話をするも、、、
「法律の話は知りませんが、同日で結ぶ決まりですから」との回答。。。
これ、大手ハウスメーカーの一角ですからね。信じられますか
「法律の話は知りませんが」って、コンプライアンス意識はどうなっているのか。。
その後社内確認を経て、「契約前にコーディネーターもつけてできる限り要望通り進めさせていただきたい」との回答をいただきましたが、社内確認をする前にテキトーな回答をする担当を信頼しきれなかったので、丁重にお断りしました。
※後からしっかり確認したら、法律ではなく業界ルールだったんですね。ただ、この時の対象の土地はしっかり「3ヶ月以内に建築請負契約を結ぶこと」という条件でした。
ダイワハウスはというと、、、
「できる限り協力したいが、社内的な判断もあるので要相談」とのことでした。
ある程度までは許容できるけど、それを超過するようであればあなたは切って他の客に売ります、という意思表示ですね
まあそれも一つの判断でしょう。
不動産売買契約と建物建築請負契約を同日に結ぶべきという悪習がはびこっている大手ハウスメーカー業界の中では、ダイワハウスはマシだと感じました。
私たちはどうしてもその土地が気に入っていたので、何とかお互いの妥協点を探りあい、契約に至りました。結局、不動産売買契約までの期間を延ばし、不動産売買契約と建物建築請負契約は同日に結びましたがね用心深いこと(笑)
全てが自分たちの思い通りにはならないと思いますが、主張すべきところは主張した方が良いかと思います。
そうでなければただ搾取されるだけになってしまう、、、そう感じました