ソマチッドに関する日本ソマチット学会の公式見解
<2009・08・31>

ソマチットについては、従来日本ソマチット学会が研究しホームページを開いていましたが、現在活動を休止し、ホームページを閉鎖しています。2009.08.31付けで、「ソマチッドに関する日本ソマチット学会の見解」を掲示していました。ソマチットの理解の参考資料として、その全文を当面、このホームページに掲載いたします。

ソマチッドに関する日本ソマチット学会の公式見解<2009・08・31>

はじめに
この欄は、ソマチッドについて正しい情報を知りたいと望んでいる一般の方々向けに、ソマチッドに関する基本的な情報を整理して、公開しています。
特に最近はソマチッドについて無責任な情報も乱れ飛んでいますので、その正否を判断する一つの指標として活用いただければ幸いです。
さて、ソマチッドは、まだまだ謎だらけで不思議な存在なのです。何しろ"生命体の最小単位は細胞である"というのが、科学の常識なのです。にもかかわらず、その細胞の1000分の1前後という超微小生命体、つまりソマチッドが見つかったのですから、大変です。そのサイズがあまりにも小さすぎて、現在の顕微鏡では、その姿(どんな顔をしているのかとか、どんな形状をしているのかなど)がはっきりとは見えないのです。しかも小さいだけでなく、全ての生命体が持っている筈(はず)のDNAを持っていないと思われるのです。しかも、どんな状況でも、どんな環境でも死なない、言わば不死と言わざるを得ない、色々な状況証拠が揃っているのです。誰でも知っているように、地球上のあらゆる生命体は、寿命があります。従って、全ての生命体は、寿命が来て死ぬか、寿命が来なくても、他の生命体に殺されるか、或いは事故で死ぬかです。事故死とは、焼死(しょうし)や凍死(とうし)や溺死(できし)がありますし、生命体によっては、塩酸で死ぬこともありますし、苛性(かせい)ソーダが命取りになったり、真空では生きられなかったり、反対に空気に曝(さら)されると死んだり、大量に放射能を浴びると死んだりします。ところが、ソマチッドはそのどれでも死なないし、数千万年前の化石から生きて出て来るのですから、桁外れの長寿でもあるのです。
ということは、地球上のあらゆる生命体とは、全く異種の存在であり、別格の生命体ということになります。そしてこのソマチッドは、植物や動物や人間の樹液や血液などの体液に乗って身体中隅々まで循環していますが、植物や動物や人間が死んでも、ソマチッドは生き続けるのです。これは、何を意味するのでしょう。どうやらソマチッドは、生命の根源に関係している可能性もありそうです。然しながら、本格的な謎の解明は、これからの研究にかかっているのです。
日本では「ソマチッド」の名付け親であるガストン・ネサンが有名で、彼が全てを知っているかのように誤解されていますが、彼とて、分かっていないことの方が多いのです。それはともかく、当学会の研究では、ソマチッドは、地球上の生命体すべての誕生と生命維持に大切な役割を果たしている重要な存在であるらしいと言うことが分かってきました。ということは、"ソマチッドの発見"は人類科学上の歴史的な大事件であり、これまでの生物学、医学の理論と実践が根底から覆る可能性をもっているということです。具体的に言いますと、単に学問上の問題だけでなく、我々の"食生活"、延いては"農業のあり方"、あるいは、"健康への取り組み方"や、"医療"にも大いに影響が生じる可能性があるということです。つまり、ソマチッドの働きが明らかになり、ソマチッドに対する正しい認識が人々の間に広まれば、我々人類にとっては好ましい事態が生じると思われるのです。一方で、既存の学界や産業にとっては、不都合なこともあるとも考えられますが、それでも、一部の医学者や科学者がソマチッドの研究に取り組み始めたようです。人類は常に真実を求めるものです。今後は、この流れが益々大きくなっていくことと思われます。当学会は、
"ソマチッドは人類のためにどのような意義をもっているのか"
という"事実そして真実"を明らかにするために、正道を歩み、誠意をもって研究に取り組んで行きます。
当学会の見解は「基本見解」と「敷衍(ふえん)見解」の二段階に分けて、それぞれ日付を付して公開します。新しい事実、新しい見解が出た段階で内容を更新し、日付も更新します。
「基本見解」とは、世界レベルでの情報や色々な状況証拠並びに当学会の研究を統合判断して、責任をもって根拠を示し、現段階で、公に発表しても良いと思われる情報を、基本的な見解として記載します。然しながら新しい事実・見解が出た時は、速やかに、日付と共に、変更・訂正します。
「敷衍(ふえん)見解」とは、「基本見解」のレベルまでは行かないが、検討の場をより広く深く設けて、色々な状況証拠・諸学説なども踏まえ、将来真実となる可能性を持っていると思われる理論・推論を記載します。従って「敷衍(ふえん)見解」の内用についての責任の所在を明らかにしておくため、執筆責任者を、「学会名」あるいは「個人名」の区別を明記します。「敷衍(ふえん)見解」も、新しい事実・見解が出た時は、速やかに、日付と共に、変更・訂正します。 『当学会のソマチッド研究における前提条件』
ここで、「見解」の記述に移る前に、前提条件を記しておきます。

(1) 当学会の研究対象を「ソマチッド」と呼称します
当学会は、既存の生物学、医学においてはその存在を認められていない、"超微小生命体"の呼び方を、ガストン・ネサン氏(仏、1924~)の命名した"Somatide"を採用し、日本語で、「ソマチッド」(或いはソマチット)とします。
(2) 「ソマチッド」の呼称を採用しますが、当学会は、ガストン・ネサン一人に偏ることなく、これまで通りに独自の研究を続けると同時に、
アントワーヌ・べシャン(仏、1816~1908)が発見し、命名した「マイクロザイマス」、
ウイルヘルム・ライヒ(オーストリア、1897~1957)が発見し、命名した「バイオン」、
ギュンター・エンダーレイン(独、1872~1968)の「プロチット」
などについても、そのネーミングと捉えかたに多少の差があるものの、基本的には「ソマチッド」と同じ対象を論じているものと判断しています。
又、
ロイヤル・レイモンド・ライフ(米、1888~1971)が発見し、発表した「BX」(ガン病原体)並びに
牛山篤夫(日本、1909~1969)の発見し、発表した「ガン免疫菌」
などについても、ソマチッド或いはその一側面を捉えた発見と判断しています。したがって、これら5名の先達の研究内容及び発表結果は、等しく、研究の対象として取り組んで行きます。
1. 「基本見解<2009・08・31>」
(1) ソマチッドについて未だ解明されていない重要事項の数々
ここで先ず、一般の方々の誤解を招かないように、ソマチッドについて、未(いま)だ解明されていない基本的な重要事項を、箇条書きに記載しておきます。
ソマチッドの身体を構成する元素は何なのか。
ガストン・ネサンの発明した、解像度150オングストローム(オングストローム=Åと表示=1ミリの1千万分の1)という世界最高の顕微鏡による観察結果によると、基本形のソマチッドは数オングストロームというサイズです。これは、原子を数個並べた程度と言う超微小サイズですが、その外形・形状はどうなっているのか。
地球上のあらゆる生命体とは異種と思われる現象、つまり不死と思われる現象の原因は何なのか。
人間の中にいるソマチッドと植物や動物の体内にいるソマチッドや他の場所に存在するソマチッドには差があるのか。
人の中のソマチッドはどこで生まれ、どこに行くのか。
増殖はどの様にして行われるのか。
DNAを持っているのか。ソマチッドは不死の性質を示している以上、DNAのようにタンパク質で出来ていないことははっきりしているので前駆物質でないことは明白だが、遺伝情報を持っているらしいというその理由は何なのか。
ソマチッドは人の臓器や器官によって、その発揮する機能が違う現象が出ているように思われるが、その理由は何なのか。
エネルギー源は何なのか。
人にとって、ソマチッドが及ぼすマイナス面はないのか。
何故電子顕微鏡で見ることが出来ないのか。
ソマチッドはいつ誕生したのか。
そもそも、ソマチッドの役割は、何なのか。生命の根源に関与している存在なのかそしてその根拠は何か。
植物や動物内のソマチッドを人間や動物が食したときに、そのソマチッドはどうなるのか。体外からのソマチッドの摂り入れは、人にとってどのような意味を持つのか。
   以上の項目を見ると、"何だ、殆ど何も分かっていないんじゃないか"と思われるでしょうが、残念ながら、その通りなのです。我々は、カナダのガストン・ネサンを訪ねて、意見交換しましたが、ネサンといえども、以上の項目に対する明確な答えを持っていないのです。(参照資料1及び2:当学会代表団がケベックのガストン・ネサンを訪問した時の記録写真及び、当学会名誉顧問就任に当たってのガストン・ネサンの挨拶文)
当学会は、これまでの研究により、上記の疑問のいくつかについては、「敷(ふ)衍(えん)見解」レベルの見解を一部公開していますが、今後共、これらの疑問をひとつひとつ検証・解明していくことが、当学会の目指しているところです。 
これらのことを解明していくには、多くの生物学者化学者物理学者
医師・歯科医師などの参加や、大学の研究施設などの活用が必要となります。しかも、それだけでは、おそらく不十分でしょう。天文学から量子力学東洋医学など広く深い領域からの検討・研究が必須となるでしょう。当学会としては、ボランティアーの精神を持ち、真実を追究する情熱に溢れた方々の参加を歓迎し、強く望んでいるのです。
(2) ソマチッドのプロフィール
ガストン・ネサンの観察によると、環境の変化に応じて、16段階に変態する(別添図1参照)ことと、培養(人工的に増殖させること)できるという事実から、生命体であると思われます。然しながら、ソマチッドは、下記の各項の状況から判断すると、地球上の生命体とは全く異質であり、別格の存在であると思われるフシがあります。
高熱でも低温でも死なない
タンパク質や炭水化物は200℃以上で加熱すると、炭化するのですが、ソマチッドは平気です。それどころか、溶岩が冷えて出来た花崗岩の中からも生きて出てきていますので、1000℃以上の熱でも死なないことが推定できます。
低温の方は、-30℃まで死なないことは、ガストン・ネサンが報告していますが、おそらくそれ以上の低温でも死ぬことはないと思われますが、今後の確認事項のひとつです。
空気中はもちろん、水中でも海中でも、真空中でも死なない
逆に、ソマチッドの活動には水の存在が不可欠であると思われる状況証拠があります。ソマチッドにとって活動に不適な環境とソマチッドが判断した時には、変態するか、殻を作って集団で中に篭(こも)って、活動を停止してしまうようです。
塩酸でも苛性ソーダ(強アルカリ)でも死にません。
塩酸も苛性ソーダも強い殺菌力を持っていますが、ソマチッドはどちらでも死にません。
放射線を浴びせても死にません
地球上の全ての生命体が死に至る5万レム(500シーベルト)の放射線を浴びても死にません。ガストン・ネサンの観察では、むしろ元気に活動するように見えると報告されています。この事実も、ソマチッドが他の地球上の生命体とは全く異質の存在であることが伺(うかが)い知れます。
桁外れの長寿です。
2500万年前の貝化石を塩酸で溶かしたら、生きてソマチッドが元気に出て
きました。貝が死んだ時に、何らかの事情で、貝の身にいたソマチッドが、
貝殻の方に移って、殻(から)に篭(ごも)り、2500万年間も休眠していたのだろうと思われ
ます。これだけではありません。1億年前の岩石から発見されたなどという報
告もあります。とにかく桁外れの長寿ということになります。
(3) ソマチッドはどこにいるのか
人を含めた動物の体内及び植物の体内、細菌の体内に並びにすべての生命体の細胞の中にも存在しています。化石や岩石などの鉱物の中、土中、河川沼湖、海中にも大気中にも存在します。つまりは、この地球上のどの場所にも存在していて、宇宙空間にも存在し得るということです。
(4) ガストン・ネサンの免疫強化製剤「714X」について
当学会は、「714X」は研究の対象としておりません。ソマチッドそのものを研究の対象としています。然しながら、「714X」について、一般の方々に誤解と疑問があるようですので、参考までに、少し解説しておきます。「714X」にソマチッドが入っているわけではありません。「714X」をネサンは「免疫強化製剤」と謳っています。この背景には、ガンなどに対する、ネサン独自の研究から生まれた、仮説と哲学があるのです。その正否は分かりませんが、敢えて、一言で言うと、ガン腫瘍の成長は患者の"免疫力の低下"によるものであって、その"免疫力の低下"を防ぐ手段としてカンファー(樟脳=C10H16O=クスノキを蒸留して作る)と窒素(N2)が有効という結論に達した末の発明が「714X」なのです。彼の"免疫力低下"の定義は次のように狭く限定された定義となっていることに注意が必要です。即ち、"免疫力低下"とは『腫瘍が自己の成長のために必要とする窒素を体中からかき集めるために、CFK(ガストン・ネサンの命名)という因子を出すのだそうですが、そのCFKが白血球などを麻痺させる毒素を出すために、患者の免疫力が落ちる状態のこと』を指しています。このような事態が起きることを避けるために、「714X」に封入した大量の窒素を、腫瘍細胞に届け、CFKを出させないようにしたものと言うことです。この発明に至った背景には、ソマチッドの変態・挙動を、疾患の進行状況や改善状況を示す、"指標"として捉えたことが役立っているのです。但し、ネサンは「714X」の構成物質の詳細や、その機序(身体の中で効果に至るまで生じる仕組み)は、特許を取得しているとのことで、自らは詳細な説明は公開していないようです。以上に関する、ある程度の知識は、日本で発売されている「完全なる治癒」(クリストファー・バード著)でも得られますので興味のある方は参考にして下さい。
2. 「敷衍(ふえん)見解<2009・08・31>」
(1) ソマチッドのプロフィール(Ⅱ)
地球上の生命体とは全く異質・異種であると思われますが、それでも生命体と思われる色々な状況証拠があります。
従来の生物学(分子生物学)では、生命体の条件を
a. 細胞膜のあること
b. 新陳代謝(栄養素を外から取り入れ、自分自身を構成している成分を合成したり、分解したりするエネルギーを作り出す酵素というタンパク質をDNAで作る。つまりDNAの存在は不可欠)によって自分自身を維持できること
c. 自分で増殖する能力のあること(これもDNAの存在が不可欠)
d. 進化する能力のあること(環境の変化に適応できること)
  と定めています。この条件は、生命体の最小単位を"細胞"と考えているのです。ところが、ソマチッドは、ガストン・ネサンの観察によると、16段階に変態し、(先述図1参照)最も基本となる最小の形態は、細胞の1000分の1から10000分の1という超微小サイズなのです。これは、実はDNAより小さいのです。ということは、DNAを持たない生命体ということになり、生物学の常識を根底から覆(くつがえ)しているのです。16段階に変態すると言うことは、生命体である証拠のひとつですし、環境の変化に応じて変態するということは、"意思を持っている"ことを示しています。しかも増殖するのです。どのような増殖方法なのかは、つまり、有性生殖なのか、二分割なのか、出芽細胞のように娘(むすめ)細胞に相当するものを作って増殖するのかも分かっていません。何が栄養素なのか、何がエネルギー源なのかも問題です。ガストン・ネサンは一般菌の培養に使われるタンパク質を主体とした培養液で培養 出来ると言っていますが、その培養液のどの要素がソマチッドを活性化し、増殖させたかを明らかにしていません。彼はそれを突き止めていないか、公開していないかです。我々は、実験の結果、マイナスイオンや電磁的エネルギー環境にある水、或いはエレクトロン(電子)豊富な環境が、ソマチッドを活性化し、増殖することを顕微鏡で確認しています。(註1)
いずれにせよ、ソマチッドは従来の生物学の常識に全く当てはまりませんが、意思を持って変態し、増殖する"生命体"と思われます。
又、地球上のあらゆる生命体が死に至るという放射線を浴びても死なないということは、真空で、極寒でもあり、酷暑でもあり、そして大量の宇宙線に曝されている「宇宙空間」でも生きていられる存在とも推測されることになります。
一体いつごろからソマチッドは地球上に存在していたのだろうかと言うことになりますがこの問題も謎です。我々は、27億年前にこの地球上に発生した始めての生命体(単細胞)と言われている、藍藻類(シアノバクテリア)よりも前から存在していて、このシアノバクテリアの誕生を助けたのが、ソマチッドではないかと推理しています。このように仮定すると、ソマチッドのエネルギー源となりうるものは、その当時の地球環境においては、非常に限られます。回りには、餌(えさ)となるべき他の生命体は存在しないのですから、タンパク質などは、エネルギー源の候補になり得ないことは明らかです。水素やエレクトロン(電子)は大いにソマチッドのエネルギー源の有力候補であることがお分かりいただけると思います。
   (執筆責任:徳永康夫)
(2) ソマチッドはどこにいるのか(Ⅱ)
ソマチッドの存在場所から推理すると、二つの大きな循環サイクルが見えてきます。
ほうれん草の葉をすり潰して、位相差顕微鏡で見ると、ソマチッドが見えます。大きさは、80~200ナノ(1ナノ=1ミリの百万分の1)くらいです。タネをみると葉よりはるかに多く存在します。めしべや花粉にも大量にいます。生殖細胞に多くのソマチッドがいるということは、生命の誕生、増殖について大きく関与していることがわかります。我々の身の回りで、一番大きな細胞、即ち、ニワトリの卵にも多くのソマチッドがいます。そして、肝心なことは、細胞が死んでも、その宿主である生命体が死んでも、ソマチッドは生き続けるのです。土に戻れば、その場所に何万年も休眠することも出来るし、そこの土中菌を育て、あるいは、植物の根から植物に移り、その植物を牛や人間が食べることによって動物や人間にソマチッドが移動するというサイクルも成り立ちます。又、雨によって川に流され、海に流れて、プランクトンを育て、魚介類に食べられ、その魚介類を人が食べて、ソマチッドが人間に移動してくるサイクルも成り立ちます。又、沼湖や河川や海の水が蒸発して大気に上り、雨と一緒に地上に降り注ぐことも考えられます。ここに記したものは、大自然の中の循環サイクルと言うことになります。
人の血液にはソマチッドがいます。卵子にも精子の周りにも大量のソマチッドが存在し、受精卵が育っていく胎盤には母親の血液が大量に供給されます。受精卵というたった1個の細胞は、わずか288日の間に、3兆個の細胞となります。しかも骨や血管や神経網や頭や手足やすべての内臓が一糸乱れぬ見事なハーモニーの中で、同時並行して寸分の狂いも無く、出来上がるのです。子宮の中でいったい何が起きているのでしょう。そしてソマチッドは何をしているのでしょう。それはさておき、胎児には胎盤から、へその緒を通じて、母親の血液が供給されます。その血液の中には、母親のソマチッドが大量に入っているのです。胎児が生まれたら、母乳を飲みますが、母乳にも大量のソマチッドがいます。こうして、子供は生まれたときから、両親のソマチッドを受け継いでいることになります。ということは、親から子へ、子から孫へと営々と伝わっていくソマチッドのサイクルがあるということになります。
従って、ソマチッドのサイクルには、大自然における循環サイクルと、子子孫孫に伝わって行くサイクルとの2つの流れが存在すると推理することが出来るようです。
  (執筆責任:徳永康夫)
(3)

人間の中にいるソマチッドと植物や動物の体内にいるソマチッドや他の場所に存在するソマチッドには差があるのか。人の中のソマチッドはどこで生まれ、どこに行くのか。

 ガストン・ネサンは、植物や動物のソマチッドは異種であり、人間とは関係ないと言っていますが、理論的な整合性に無理があるようです。我々が野菜や魚と一緒に食べたソマチッドはどうなるのでしょう。ガストン・ネサンは人間のソマチッドは身体の中で、自然に発生し、自然に消滅するといっていますが、本当にそうでしょうか。「敷衍(ふえん)見解」の(2)で推理したように、地球規模でのソマチッド循環サイクルの視野から言うと、人間とその他の生命体のソマチッドに差別が必要だとは思われません。地球上の生命体は、バクテリアからひばりやライオンや鯨や人間にいたるまで、全て細胞で出来ています。"単細胞"か"多細胞"の差だけです。DNAの暗号分子である、アデニン、グアニン、シトシン、チミンの基本的な配列規則も全て同じです。植物や動物の細胞の誕生・新陳代謝を助けているソマチッドと人間の細胞の誕生・新陳代謝を助けているソマチッドが別種であると言うことの方に無理があるようです。我々は、毎日の食事から栄養素を摂ると同時に、ソマチッドを補給していると考えるほうが理屈にあっています。我々が食べた、野菜や魚のソマチッドが単に便となって出てしまうだけとは考えられません。人間の血液の中のソマチッドだけを眺めてきたガストン・ネサンには、このような視点が欠けているようです。地球上の全ての生命体は何らかの食物(しょくもつ)連鎖(れんさ)で繋がっています。他の生命体を食べて、自分の生命を維持しているわけです。植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、動物プランクトンを小魚が食べ、小魚をさらに大きな魚が食べます。植物を食べた鹿をライオンが食べます。笹だけを食べて大きな身体を維持しているパンダもいます。その頂点で、人間は何でも食べているわけです。これらの行為は、従来の科学では、単なる栄養素の補給と考えられて来ましたが、栄養素と共にソマチッドを補給していると考えると、辻褄(つじつま)が合って来る問題が色々とあるのです。この問題は別項で論じることとしましょう。 
余談ですが、我々人間が食べる食材にソマチッドが豊富にいるかいないかは、又別の問題です。旬の新鮮な野菜やタネやシラスなどの小魚にはソマチッドが豊富にいますが、肉や大きな魚の切り身には少ないようですし、加工食品には極端に少ないものもあるようです。

  (執筆責任:徳永康夫)
(4) ソマチッドは活性化出来るのでしょうか
ガストン・ネサンは、彼の発明した「714X」を体内に入れることだけが、活性化出来ると言っていますが、我々は、「714X」も活性化手段のひとつであると考えています。「敷衍(ふえん)見解」の(1)項で述べたように、マイナスイオンや電磁的エネルギー環境にある水、或いはエレクトロン(電子)豊富な環境で、ソマチッドを活性化し、増殖することを顕微鏡で確認しています。又、血液中に通常見られる80~200ナノサイズのソマチッドが極端に少なくなったり、替わりに大きなサイズのソマチッドがゴロゴロしている場合があります。このような場合に、エネルギーに満ちた水を飲んだり、市販されている電磁的な治療器具に当てたりすると、再び、80~200ナノサイズのソマチッドが大量に見えるようになる現象があります。森林を散歩したり、滝つぼ近くにいると、元気になったり、清清しい気分になります。これらの現象の根拠は、マイナスイオン(実際はエレクトロン)が、体内の活性酸素を除去するからだと言われていますが、我々は、ソマチッドを活性化していることも影響しているのではないかと考えています。又、2500万年前の貝化石の中にソマチッドが豊富に存在していて、その貝化石を食べると、80~200ナノサイズのソマチッドが増えてくるという現象もあります。
これらの現象の背景にある、原因は、まだはっきりとはしていませんが、因果関係を調べることは今後の研究の大事なポイントのひとつと言えます。
  (執筆責任:徳永康夫)