リビアの悲劇‐カダフィ大佐は何故殺されたのか‐ 
 
2014-09-30 04:01:54
テーマ:自然・文化・歴史
 
日本のマスコミでは報道されていませんが、カダフィ大佐が統治していた頃のリビアは、おそらく世界一暮らしやすい国でした。
 
病院医療費は無料。国内に限らず、外国で必要な治療を受ける際にも、国からの十分な補助が受けられる。
学校教育費は無料。国内で必要な教育が受けられない場合、国外での教育費も政府がほとんど負担。
食パンパンは1斤10円。
ひらめき電球電気代は無料。
家リビア国民は、全員自分の家を持つ権利がある。新婚夫婦には、国家から新居に住むための十分な補助金が支給される。
ガソリンスタンドガソリン代は1㍑当たり10円。
銀行産油国であるリビアは、石油から得られる利益の一部を、全国民の銀行口座に振り込んでいた。
クローバー積極的に砂漠の灌漑・緑化を行った。
クローバー新たに農業を始めたい人には、無料で土地・種・機材などを支給。
…などなど、日本のみならず、大半の先進国が未だ実現するに至らない、まさしく国民のための政策の数々を実行していたのが、欧米から“ならず者国家”として叩かれ続けていたリビアの実像です。
 
そんなリビアが何故叩かれ続けた挙げ句潰されたのか?
それは、カダフィ氏の行った政策が広く世に知られると、既得権益を欲しいままにし、国民から収奪を続ける支配層にきわめて都合が悪い…ということがあります。
たとえ産油国であるにせよ、リビアでこれほどの国民重視の政策が行えるのなら、何故欧米諸国(や日本)でできないのか? という疑問や不満が民衆の間から起こることを、世界の支配層はおそらく恐れたのです。
 
もうひとつ。アフリカ大陸で最も裕福だったリビアは、豊かさを国内に留めず、アフリカ全土の発展に寄与するべく動いていました。
それが、アフリカ独自の共通通貨“ディナール”の発行プランです。
おそらくこれが、欧米ユダ金勢力が堪忍袋の緒を切った直接の原因でしょう。
 
数百年に渡ってユダ金勢力にむしり取られてきたアフリカ大陸。
カダフィ氏は、そんなアフリカを解放するという孤高の戦いに身を挺し殉じた人だとも云えます。
 
 
国連の議場で、持ち時間を何倍も超過しながら、アフリカを始めとする“第三世界”の抱える問題について、在りし日のカダフィ氏は、きわめて的確な状況分析に基づいたスピーチを行いました。
 
【国連総会 2009年9月23日
カダフィのスピーチより
(一部抜粋)】
 なぜアフリカ人がヨーロッパに行くのか、なぜ、アジア人とラテンアメリカ人がヨーロッパに行くのか?
 それは、ヨーロッパがアフリカ、アジアとラテンアメリカに植民地を作ったからである。ヨーロッパは、石油、野菜、食品、家畜と人間だけでなく、金、銀、銅、ダイヤモンド、鉄、ウランと他の全ての価値ある鉱物を持ち去った。
 アフリカの世代、アジアとラテンアメリカの世代も新しくなった。
 やつらはこの盗まれた富の後ろにいる。やつらは権益を持ち、我々にはやつらを止められない。
 私が1000人のアフリカ人がリビア国境からヨーロッパに行くのを止めるとき、彼らは盗まれた富を追いかけていると言う。
 あなた方がそれを返すならば、私は残る。
 そしてその人は彼らにそれを返す。
 移民を止めるためは、この富を返す決意がなければならない。
 あなた方は、盗まれた富を返さなければならない。
 アフリカは、入植者国からの777兆の補償に値する。 アフリカは補償要求するだろう。
 そして、この数百兆が返されないならば、アフリカ人はその金の投資先に行き続ける。
 そして、彼らにはそれを追い求める権利がある。
 あなた方は彼らにそれを返す、そして、彼らは立ち止まる。
 リビアからの移民は、リビアに最も近いイタリアにはない。
 それは、イタリアがリビアの人々に植民地化を補償することを決定し、謝罪して、過去にまつわるリビア人とイタリア人によって批准されたリビアとの条約に調印したからである。
 イタリアは、その植民地化が間違っており、失敗したプログラムだと認めた。植民地化は戻ってこないことを認めた。そして、イタリアまたは他の場所から、リビアに対するいかなる攻撃も許さないとイタリアが認めた。
 イタリアは、リビアに20年の植民地時代を償っている。
 イタリアは、毎年2億5000万を払っている。
 イタリアは、2つの世界大戦の間にイタリア人によって開発された鉱山を通じて、手足が切断された子供たちのために、病院を建設している。
 イタリアは謝罪して、植民地化に対する遺憾の意を表明した。
 イタリアは、素晴らしいことをした。
 これは、歴史的な行動である。
 それはベルコーニによる文明的な行動であって、模範としなければならない。
 第三世界は、植民地化が決して繰り返されないため、第三世界で植民地を作ろうと考えている国が補償を請求されるようにするために、補償される権利を主張している。
 そうすれば、その国は、「どの国にも植民地を作らない」と言うだろう。
 植民地化が繰り返されないように、それは責任を持ち、罰される状態に保たれなければならない、そして、補償が支払われなければならない。
【転載ここまで】
 
「移民を止めるためは、この富を返す決意がなければならない」
とは至言ですねキラキラ
ちなみに、このときの演説で高く評価されたイタリア(決して裕福な国ではない)は、リビアへの空爆を、おそらく欧米諸国で唯一反対した国家でありました。
 

カダフィ大佐が殺されたのは、こうした正論を堂々と述べたことも一因だと云われています。
つまり、本当の世界の仕組みを、我々一般大衆に知らせたくない巨大勢力があるということを物語っています。
カダフィが殺された訳①
 また偉大な英雄が殺され、悪人、狂人のレッテルを張られ、真実がまた闇に葬られようとしている。世界は何時になったら気付くのだろうか?
  人様の国を思想が気に入らない、宗教が気に入らない、武器を持ってる(かもしれない)と言った自分本意の理由で侵略する国と同盟を組む事だけが選択肢だろうか?
  国として、人として、考えなければ成らない事はないだろうか?
 真実の拡散に賛同して頂ける方は、宜しくお願いします。(アップされたamenouzumeiさんのコメント)
  リビアの途方もない金が踏み倒される、または消えてなくなっているとは聞いていたけど…。そしてロシア側からは、欧米諸国に流されているリビア、カダフィ大佐への歪んだプロパガンダを、揶揄するような空気これは…
さて、本遍です―――
カダフィが殺された理由1
  世界は権力者によって操作され真実は繰り返される嘘に埋もれる
「今日は、西洋諸国がカダフィと戦っている本当の理由をお伝えします」
 洗脳を強く受けた日本人にも分かるようにお願いします。
 8月20日カダフィ生前中収録リンク
「主要メディアが話さないことです。カダフィが死ななければならない理由が3つあります。3つの理由は、彼がリビアの国民を殺害したなどと言うものとはまったく関係ない。
 最初の理由は、カダフィがアフリカの為に通信衛星を提案したからです。1992年にアフリカ45カ国が、アフリカ独自の衛星を持つことを決心しました。インターネットや電話など全ての情報に関与するものですが、問題は資金繰りでした。
どこからねん出できたのでしょう?彼らはIMFに行きました。(むろん△印の団体)しかし、IMFは知っていました。資金提供すると西洋諸国に危険を伴うと。
 西洋諸国は毎年5億ドルもこの通信ビジネスで利益を上げていたからです。アフリカの通信ビジネスからです。
2007年にカダフィは独自に衛星を持つ企画の資金提供大部分を約束しました。
アフリカは最初の通信衛星を所有することになり、アフリカの人々は通信情報を使えるようになるのです。アフリカの国々はたったの4億ドル、たった1回払うだけです。たった1回です。
 考えてみてください。欧州がどれほどの収益を失うのか?毎年、年間5億ドルですよ。(1億ドル=7億5千万円くらい)カダフィの所為(しょい=仕業)で、ですよ。衛星の資金提供をされることによって」。
 (リビア)
カダフィはこの時点でリビアのみならず、アフリカ、世界のために命を賭けたのだろう。
 「カダフィが3億ドルを用意し、他の国々が残りを出しました。これが最初のカダフィが殺される1つ目の理由です。
2番目は、カダフィとアフリカはアフリカに3つの主要な銀行をつくることを決議しました。1つ目がAMF、アフリカ通貨基金です。AMFの設置によって、アフリカはIMFに借金する必要がなくなるのです。国際通貨基金は無用になるのです。
さあ、想像してみましょう。どのくらい、欧州諸国が損失を被るか?
AMFが設立されたら……
欧州諸国はこの計画に気づき、彼らも参加を希望しました。2006年のカメルーンのヤウンディで、アフリカ諸国はアフリカ外部の国のAMFへの不参加を決定しました。
 想像してみて下さい。どんなことなのか……?
 資金融資を拒絶しただけでなく、AMF参加も拒否したのです」。
 (リビア)
 欧州諸国がどれほど損失したのかはわからないが、彼らの怒りは想像できる。逆を言えばどれだけアフリカを食い物にしてきたか、だ。
 「彼らを参加させるということは、彼らの支配を受けるということです。
2つ目、銀行は中央アフリカ銀行です。中央アフリカ銀行は欧州の通貨使用を中止させます。
 今日、カメルーン、コルティボア、カボンなど他のフランス語圏でもCFAフランが通貨として使われています。アフリカの銀行の出現で、私たちはナイジェリアのナイラのような独自の通貨を持つのです。
カダフィは再びです、このプロジェクトにもほとんどすべての予算を出資しました。
そして3つ目の銀行はリビアに拠点を置くものです。これは投資銀行です。アフリカの殆どの投資を担う銀行です。
さあ、ここでも想像してみて下さい。何が行われようとしているのかを……。
カダフィが西洋の経済を崩壊させることになるのです」。
アフリカで何処も成しえなかった西洋への反逆をした訳だ。何処か嘗ての(かつての)日本と似てはいないか?……
「だけど、カダフィの本意ではありません。彼は自由なアフリカを作るために、西洋の呪縛から逃れようとしたのです。アフリカの人々は独立したいんです。だけど西洋諸国は望んじゃいない。
オバマがカダフィから盗んだ資金は、カダフィがこれらアフリカのプロジェクトに用意したものでした。リビアの国民を殺戮するための資金と言っていますが、真実ではないですね、大統領。
あんたは知っていますよね、本当は!
いや知らないのかもしれない。経験もなく、言われたことをする操り人形だから」。
(チャベス大統領)
チャベス大統領(ベネズエラ)
 「いま、NATOの恥ずべき行いをみて下さい。道徳的に恥ずべきことをヤンキー政府を始めとしたヨーロッパの政府は行っています。ヤンキー政府は帝国です。最も恥ずべき人々は、少し前までトリポリに行ってカダフィに貯蓄を預けるように頼んでいたヨーロッパの政府です。2千億ドルもの貯蓄をいまや彼らはこれを凍結しました。ほぼ全額です。
ヨーロッパの政府はカダフィに、こっちに100億あっちに50億と言う風に送金を頼んでいました。彼は私にそう言い、ヨーロッパの政府や大臣の書簡を見せてくれました。
 『某銀行に100億ドルばかり預金していただけないでしょうか?』資本主義とはどういうものだかわかるでしょう…打算ばかりで友だちは存在しません。」
 「あのお金はこのプロジェクトのものなんですよ!あんたがリビアから分捕ったあのお金ですよ!
カダフィ大佐がなぜ殺されたか
 ほとんどの日本人は知らないだろう

 まずその前に、
IMFストロスカーン前専務理事の事件のことから話そう

彼は、性的暴行容疑で逮捕されたが、
しかし、この被害者女性、証言に嘘が含まれることが明らかとなったため、
ストロスカーン氏は自宅軟禁を解除されただけでなく、
 既に支払っていた保釈保証金の600万ドル(約4億8000万円)も返還された。
その後、ストロスカーンから女性に約1億3500万円支払われ和解
 訴追は取り下げられた。
 女性は、調べれば調べるほど色んなことが発覚してきて裁判所では信憑性がなくなったとのこと。
そしてどうやら、裏の仕事をしていた可能性もある。
これ以上調べられるとやばいので、ということもあるだろう。
すんなりと裁判は有利に動いた。
 矢先にストロスカーンから和解金が支払われて終わり。
しかし、IMF専務理事を失脚させられ、世間的イメージはがた落ち
 もう二度と公のトップには上がれないだろう
 これは、これを仕掛けた闇の勢力がストロスカーンを法的に裁くことよりももっとダメージの多い
 マスコミで大々的にイメージダウンを図るような情報を積極的に「報道」するのが目的だったのかもしれない
 まんまと彼らの思惑は成功したわけだ。
ストロスカーンは、いわゆる、ハニートラップにひっかかったわけだ。

そしてカダフィ殺害
テレビの放送だけを観て、それを鵜呑みにしている人達は、
 悪の独裁者が正義によって倒された。これで石油も安くなる。よかったなぁー。
って、そんな程度でしょう

NATOのリビア攻撃は311地震で世界中が日本に注目している時、ひっそりこっそりと開始された。
 「米無人機」とフランス戦闘機によって攻撃されたあと、何者かに殺害された。
 特殊部隊が暗殺したのをリビア人たちが反乱をおこしてやったとしたわけだ。

 実はカダフィーは、当時のIMFストロスカーン専務理事とともに、
 米ドルに替わる基軸通貨としてSDRをIMFで発行しようとしていたのです。
カダフィーはアフリカに人工衛星を上げ、アフリカ45カ国の衛星放送を立ち上げようとしてました。
その金をすべてカダフィーが出して。
それまで、西洋諸国はアフリカ大陸内の全ての電気通信事業から年間5億ドルの利益を上げていた。
それをカダフィーが断ち切ろうとしていた。
そしてこのおかげで、南アフリカ共和国、ナイジェリア、アルジェリア、アンゴラ、リビア、そして、そのほかの全ての国々が通信人工衛星を持っている。
このおかげでアフリカ全土の人々が電気通信を利用することが可能になり、4億ドルのお金を一回支払うだけでこれが実現できたわけだ。
もうひとつは、アフリカに三つの主要な銀行を設立しようとしたこと。
AMF(アフリカ通貨基金 = エイ・エム・エフ = African Monetary Fund)と、アフリカ中央銀行、
そしてアフリカ中央銀行のリビア支店(投資銀行)で、アフリカの殆どの投資事業を管理する投資中央銀行が建設される予定だった。
それをやられると、ヨーロッパとアメリカの経済は崩壊する(ただでさえ崩壊寸前のを拍車をかける)
そしてアフリカ通貨基金
ヨーロッパ諸国がアフリカを植民地化しようとしたときに真っ先に行なったことは、アフリカ人達を分裂させる事だった。
そして教育を廃止すること
 でもカダフィーはそれと真逆のことをアフリカで行おうとしていた。
リビアに行くとよくわかるが、
リビアでは無料で教育が受けられる。それは大学まで受けられるという事実。
そして、無料で医療が受けられる。
 結婚したばかりだったり、失業中で仕事もないとしたら、無料でアパートを借りられる。
リビアにいる人間はカダフィーに不満なんか持っていなかったことは明白。
カダフィーはアフリカをアメリカ合衆国のようにする予定だった。
そのためのアフリカ通貨基金。
 西洋諸国の人達はアフリカ人達がまとまって自立するのなんて望んではいない。
 何とか潰そうとしているわけで、そのためにカダフィーを暗殺して
 リビアの金と石油と計画をぶん取った訳だ。

カダフィーは、米ドルに替わる基軸通貨としてSDRをIMFで発行しようとしていた
『米ドルに替わる基軸通貨』これがアメリカにとって重大問題だった。
 結局、その報復で両者とも失脚及び暗殺されたわけだ。
 
 
カダフィ氏の国連でのスピーチ全訳はこちら
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50929014.html