考えるより、「感じる」ことが重要とする考え方がありますが、
「考えること」と「感じること」は連動していて、どちらも同じくらい必要で大切なことです。
どちらが欠けてもバランスが取れなくなります。
人間の直感は必ずしも正しいものではなく、非合理的なことも沢山あります。
例えば、人は強い不安や恐怖を感じると、それによって生じたストレスを紛らわすために、自分と関係のない人をいじめたり攻撃する傾向があります。有名人の不祥事を必要以上にバッシングするのは、不安や恐怖から生じるストレスからくる非合理的な衝動かもしれません。
そういった衝動をコントロールするためには「考える」力が必要です。
恐怖や不安や後悔などの「ネガティブ」とされる感情も、悪者扱いされやすいですが、人生には欠かせない有意義なものです。
私は不安や恐怖を感じるとき、頭が冴えるし集中力も増し、普段より沢山考え学習します。そしてその時考えたり悩んだことが後に好ましい結果となることが多いです。(考え過ぎて神経質になることもありますが)
人間の「直感」は不安や恐怖から逃げたり誤魔化したりしがちですが、
「理性」はそれら負の感情と向き合おうとします。
また、後悔は人間が最も頻繁に感じる感情の一つで、人間を人間たらしめるものです。
ある研究によると、大規模な戦争中または直後の人々は、「後悔」をしないのだそうです。
「後悔」は個人に選択肢が与えられた自由な時代にのみ感じることができる幸福な「ネガティブ」感情です。
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成功者と呼ばれる人たち(例えばスポーツ選手)が、能力を発揮できるのは、事前に頭を使って練習を繰り返すからだと思います。
この記事を書いている自分自身も、極端にかたよることがありますが、かたよっている時は現実が上手くいかないので後悔と反省をします。
何事も過ぎたるは及ばざるが如しです。
打算的に、どちらか一方をアテにすることは、視野を狭め、他人や自分を理解することから遠ざけることになるかもしれません。
読者様の人生が広く豊かになりますように。
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おわり
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