野球理解1.5倍計画③~バント編~ | らくさん。の独壇場風呂

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のんびりいけば、ええやん?

バント


1回、2回と基礎中の基礎を書いてきましたので、今回は少し戦術的なお話


打撃側のポピュラーな戦術、バント







基本的には1アウトと交換でランナーを進める時に使う作戦です


自分は犠牲でアウトになるので「犠打」ともいいます


割と高い成功率でランナーを得点圏(2塁、3塁)に進めることができるのでノーアウトや1アウトで1塁ランナーがいるとよく使われます


こんな感じです



あと、足が速い選手はランナーがいなくても意表をついてバントをすることがあります


これは「セーフティーバント」といって内野安打を狙ったバントとなります


こんな感じです



3塁ランナーがいるときにバントすることをスクイズといいます



普段はバントが転がってからランナーはスタートしますが、この時はランナーが普通にスタートを切ると間に合わないのでピッチャーが投げた瞬間にランナーはホームへダッシュします


こんな感じです



普通のバントなら見逃してもストライク3球までに決めれば理論上OKですが、スクイズは1球勝負、空振りすると一発でチャンスがダメになります。(打者も必死で当てにいってますね)


ちなみにバントというのはライン際に転がせば転がすほど、打球が弱ければ弱いほどうまいバントと言われます。うまくいけば送りバントで全員セーフもあるくらいです。
(あまり弱すぎるとキャッチャーの餌食になりますが)


そしてそれを阻止するために、守備側はバントをされるとピッチャー、サード、ファーストが前に出てきてバントを処理する事になります。


そこでバントをするふりをしていきなり打つ「バスター」やあえてバントを強い打球にする「プッシュバント」という作戦があります。


まあこれは奇襲なので、そこまで頻繁には使われませんが、この辺をたまにやるとチャンスが広がることも割とあります


ちなみに守備側の作戦として、バントシフトというものがあります


あらかじめファーストやサードがいつもより前にでてバントを処理しやすく、あわよくば進塁するランナーの方をアウトにしてしまおうという作戦です


これにバントシフトに見せかけたけん制(ピックオフ)なんかを入れるともう読み合いの世界になってきます。


普段何気なく見てるバントも、実は奥が深いんです。



次回は盗塁、エンドランについて書こうと思います



前回の記事の答え

1 サードエラー
2 ライト前ヒット
3 ファーストファールフライ
4 レフトオーバータイムリーツーベースヒット