現在は🇨🇦ウィニペグで治療を受けている夫ですが、生検の日程、治療開始日時、治療計画が決まるまでの間は不安で不安で仕方がありませんでした。

 

今日はCT検査から病名がつくまでの4月下旬から5月初頭、国境を超えてアメリカの医療機関で検査、治療を開始してもらえるのではないかと考えいくつかの医療機関に連絡し、見積もりを出してもらったときの話をしたいと思います。

 

以前のブログにも書いたように、4月中旬に受けたCT検査の後、病院でENT、頭頸部専門医が生検検査の段取りを進めてくれるのですが、生検はクリニックの診察室で簡単にできることではなく、手術室、麻酔科医との連携、日程調整が必要で生検手術日ががすぐに決まりません。

不安で不安で私達はここでアメリカ🇺🇸に渡って検査、治療をしてもらうオプションを考え始めます。

オンラインで見つけた数件の🇺🇸ENTクリニックに連絡を取りました。

1.🇨🇦ドクターからの紹介状はあるか

2.🇺🇸医療保険は持っているか

の質問はどこの医療機関からも聞かれました。どちらの答えもNoでしたが、その答えに従って見積もりは出してもらえます。

 

4月30日に🇺🇸病院から電話がありました。電話口で「生検検査をするための諸々事前検査、病理検査手術、入院、生検検査費用、医者との面談費用で約2万2千米ドル、(カナダドルで約3万ドル、日本円では約350万円)の見積もりです。後日詳しい見積もり書面を郵送します。」とのこと。治療そのものではなく、診断名をつけてもらうための見積もり。アメリカでは保険に入っていないとものすごい医療費がかかるというのは本当なんだとびっくりしたのを覚えています。

 

背に腹は変えられない。少しでも早く治療までたどり着けたらとの思いで夫と費用をどう準備するか話し合っている中、全く同じ日の午後に🇨🇦ウィニペグの病院からも電話があります。「病理検査入院の日程が5月8日に決まりました。5月7日は術前の予約が入っています。書面は今日郵送したから確認してください」と。どれだけ🇨🇦では待たされるのか、全く見当もつかずにいた不安。🇺🇸で検査をしてもらうための費用の捻出の心配。諸々一気に安堵に代わりました。(カナダではカナダ在住者に基本的に医療費はかかりません。)

 

後日研修医や看護師たちが教えてくれたのですが、この後ずっとお世話になることになる担当ドクターがプロセスを早く進められるよう随分と尽力してくれたそうです。感謝しかありません。

 

色々とありましたが、夫はアメリカの医療機関に頼ることなく検査まで辿り着くことができました。

 

今日から夫は第4周目の放射線治療です。まだまだ辛い咳も喀血も続いているし、発声も嚥下もできる状態ではありませんが、首を触って手で感じる事のできる腫瘍が小さくなっているような気がしています。

少しでも腫瘍が小さくなって、できるだけ体に負担のない手術が受けられると良いと思っています。