こんばんは、ぼなぱるとです
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朝の5時24分.巣箱を設置させていただいてるKさんからお電話がありました。
「屋根の上のニホンミツバチ巣箱が引き倒されている」
20200407収容群保護飼育巣箱はKさんのお宅の一階の屋根の上に設置させていただいているのです。
即、車で急行しました。
しばらくは茫然自失。
屋根の上なら野生動物も上がって来れまいと正直油断してました。
とにかく、ビールケースや簾に残存してるニホンミツバチ達をなんとかしないと、と思いましたが、
今から1日の始まる早朝、仮に別の巣箱に収容しても、時間帯的にほぼ確実に逃去してしまいます。
蜂球がビールケースにへばり付いたまま14時迄待ってから用意した巣箱へ収容すべきかとも考えましたが、
現場は直射日光降り注ぐ屋根の上なので、高温になる現場に蜂球のまま長く居てくれるとは思えません。
色々考えましたが、高温の現場に長くいるニホンミツバチ達の身体を考え、無理を承知で収容作業を開始しました。
作業中、何度かリーダー働き蜂が腕や肩にとまってきて窮状を訴えてきました。
わかってるよ、助けるからね、と伝えつつ、早く動作しないで急いで収容作業しました。
が、
当然ながらニホンミツバチ達は逃去する気満々で、巣箱の入口付近にたむろするばかりで中へ入ってはくれません。
倒された胴箱には3割位の巣が残っているので、回収分解しKさんに差し上げました。
その分解作業中、中からニホンミツバチ女王蜂が単独で出て来ました。
即、左手で捕獲。
女王蜂を巣箱に戻せば収容した巣箱に落ち着いてくれるかも、と淡い期待をしてたのですが、
残念ながらニホンミツバチ女王蜂を群に返してしばらくした朝7時10分頃、
ザワザワと逃去が始まり、ニホンミツバチ達は高い高い木の枝に蜂球となってしまいました。
中腹まで登って最大望遠撮影です。
この高さでは無理に回収作業は危険ですので諦めました。
それにしても犯人は何者でしょうか。
Kさんと一緒に丹念に現場を観察しましたが、
足跡や巣箱以外の破壊の跡も無く、
遺留品も見あたりません。
クマなら獲物(巣箱も)を必ず爪で一撃してから倒すので爪痕で直ぐわかりますし、
食べるときまわりにカスを食い散らかしますが、そんな形跡は見えません。
そもそも屋根の上に登れるなら、相当大きなクマになりますが、ヒグマは本州には居ません。
10年近くKさん宅にニホンミツバチ巣箱を設置させていただいてますが、こんな被害は今年が初めてです。
おそらくはサルか人間の仕業なんじゃないかとKさんと話してました。
日没前、疲れ切って帰宅すると自宅車庫の奥の空き巣箱に大群のニホンミツバチが入居してました。
タイミング的に、あの高い木の枝の蜂球だったかもですね。
今日は本当に疲れました。
ノシ