こんばんは、ぼなぱるとです

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先々月の6月21日に、まるで逃去かと見間違えるくらいの大群の第四分蜂群が出て行きました20180409収容群保護飼育巣箱についてです。

6月23日の巣の様子です。

こんな様子じゃ逃去と決めつけて当然ですね。

巣箱の回収処分を考えてましたその矢先、

ガラガラの巣房を動画撮影してたのを自宅に戻ってチェックしてましたら、


画像の隅に女王蜂を確認!!


これにより逃去ではなく分蜂だったと確定し希望が見えてきました。


しかし、


こんなにまで働き蜂の数が減ってしまった群が挽回した例は今まで見たことありません。

音の感じからも、巣箱の奥の方の日齢の少い働き蜂達をあわせても数百匹程度しか居ない様子の20180409収容群なのです。

働き蜂の数は「戦力」であり群としての「体力」であり「耐久力」でもあるのです。

通常は、最低でも働き蜂が3000匹は居ないと分業が出来ず、ニホンミツバチは群として機能せず滅んでしまうケースが大半です。

3000匹のデッドラインを大きく割ってしまった数百匹しか働き蜂の居ない20180409収容群は、非常に困難な状況に置かれてしまってました。


この時は本当に色々考え悩みました。


20180409収容群保護飼育巣箱の防衛力は貧弱を極めてしまってます。

1番心配だったのはセイヨウミツバチによる襲撃です。

そして、セイヨウミツバチならずとも弱肉強食の自然界なので、同種のニホンミツバチ群による襲撃も想定されます。

他にも各種アリの襲撃を受ければひとたまりもないです。


心配事は果てしない有様でした。


ただ、希望はありました。

20180409収容群は強群だったので、7〜8キログラム程度の貯蜜が巣箱内にあり、花粉の蓄えもおそらくは豊富にあるはずです。

つまり、働き蜂が外勤に出ずとも当分大丈夫なのです(水取りとごみ捨てとトイレは出ないと駄目ですが)。



極端に減った働き蜂を育児と掃除と防衛のみに充てるならば、


綱渡りですが、なんとかなるシナリオが見えて来ました。



巣箱出入り口はほぼゴザで覆い隠しました。

新しい女王蜂の産卵した働き蜂が早く戦力になって来てほしいと願うばかりでした。


そんなこんなで低空飛行を続ける20180409収容群保護飼育巣箱でしたが20日後の7月10日異変がおこります。



7月10日の様子です。

巣房が落下してます。


見た瞬間は

「嗚呼、巣落ちなのか…何とか耐えて頑張ってたのにな…」

と思ってしまいましたが、よく見るとまわりのニホンミツバチ働き蜂達に絶望の色は見えません。

「巣落ち」ではなく「巣房の齧り落とし」だったのです。


齧り落とした巣房の様子です。


いちばん出入り口側にあるこの巣房は、

働き蜂達の数の少い間は手入れを全くされておらず、

最初から捨て駒というか単なる防御壁とされていたのてしょう。

徐々に働き蜂達の数が増え、

もう働き蜂達で巣房の管理と防衛が出来る様になってきたので、

手入れされて無くてスカスカになってる巣房は邪魔なので齧り落とした様です。(巣房は働き蜂達が常時手入れしてないと酸化して強度を失ってしまいます)


以下20180409収容群保護飼育巣箱のlogデータの一部です。

6月1日曇時々小雨 20.95キログラム

6月7日晴 22.20キログラム

6月8日晴 第三分蜂出た 20.80キログラム

6月17日曇 21.30キログラム

6月19日曇 20.90キログラム

6月20日晴 分蜂未遂 20.60キログラム

6月21日晴 第四分蜂出た 19.40キログラム

6月22日晴 19.30キログラム

6月23日晴 19.25キログラム

6月24日晴 19.15キログラム

6月25日雨後曇 19.05キログラム

6月29日曇 18.95キログラム

7月1日雨 18.80キログラム

7月5日晴 18.55キログラム

7月9日晴 土台取替え 18.40キログラム

7月15日小雨後曇 給餌 18.10キログラム

7月22日雨 給餌 17.85キログラム

7月26日曇 給餌、二酸化塩素材を巣箱内へ投入 17.50キログラム

7月27日雨 給餌 17.40キログラム

7月28日曇後雨 給餌 17.35キログラム

7月29日曇後雨 給餌 17.40キログラム

7月30日晴 給餌 17.55キログラム

7月31日晴 給餌 17.20キログラム

8月1日晴 給餌 17.20キログラム

8月2日曇後晴 給餌 17.15キログラム

8月3日曇 巣箱出入り口にて働き蜂数十匹が停止して尻振り行動してる。何事なのか。隣の20200628入居群保護飼育巣箱でも同じ現象。近在で農薬散布があって外勤働き蜂が出入り口にてグルーミング待ちなのか。原因不明。色々熟考の末、今日は計量のみで巣箱は開けず給餌しなかった。 17.10キログラム


8月4日晴 給餌 17.35キログラム

8月5日晴 給餌 17.50キログラム

8月6日晴 給餌 17.50キログラム



今日の20180409収容群の様子です。だいぶ働き蜂の数が回復してきましたが、蜂子捨てを継続してて、まだまだ油断なりませんね。

ノシ