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主にももクロについて気が向いたら書きます。

ももいろクローバーZ、通称「ももクロ」の春のライブに行ってきました。場所は滋賀県東近江市の布引運動公園。スタジアムではなく、郊外のどこにでもある運動公園。どういうことなんでしょうか。
 
春の一大事は2011年に始まり、当初はメンバーの脱退や夢の国立競技場などももクロにとっての一大事という位置付けでした。2014年の国立以降は開催されず、復活したのは昨年2017年。今年1月に卒業した有安杏果さんの出身地でPR大使だったことがご縁で埼玉県富士見市とコラボして開催されることに。けして利便性がいいとはいえない運動公園にステージを構築し、2日で4万人以上が全国から集まるという、地域を巻き込んだ、地域にとっての一大事というコンセプトに変貌を遂げました。サブタイトルは「笑顔のチカラ つなげるオモイ」
 
エンタメが行政はもちろん地元企業や地域住民とガッツリ連携した新しい形の地域活性化イベントとなりました。
そのライブの終わりにあった告知。来年の春の一大事の開催地を受け入れてくれる自治体を募集します! 普段ライブとかする場所じゃなくても、私達5人がやっちゃう!
 
驚きました。いやいやいや。この人たち頭オカシイ。前代未聞。東京オリンピックや施設改修の影響で会場が不足する中での判断だったのかもしれません。ももクロの強み。パフォーマンスにおいても運営においても、どこでも大規模ライブができるノウハウを持っていること。猛暑のスタジアムでも、冬のスキー場でも、地方の原っぱでも。
 
そういうわけで全国の自治体で誘致合戦が繰り広げられ、開催地を射止めたのが東近江市なのでした。
 
前置きが長くなりました。
 
で、そのライブに行って来ました。素晴らしかった。4人体制になっての初めてのライブ。それ自体は長くなるので別の機会に譲るとして、コンセプトの実現度合いがすごい。東近江市はただ場所を提供するだけではなく、何度も話し合いを重ねて協働してきている。そんな気配がそこかしこから感じられました。メンバーも当日行ってライブするだけじゃなく、何回も通って観光して地場のものを食べて、完全に迎える側になっていました。いいところですよ!観光していってください!美味しいものありますよ!って。あんたらどこの人なんだ(笑)
それが全然わざとらしさや嫌味がない。本当に自分に落とし込んだ言葉として伝えている。あんなふうに率直に、屈託なく、衒いのない自分の言葉で伝えられると地元の人は嬉しいんじゃないでしょうか。
 
地元企業や商工会などとのコラボ商品、企画、最寄り駅のローカル線近江鉄道の協力、地元小学生と歌で共演、チケットがなくても地元の人が見られる配慮、綿密な輸送体制、地元スタッフの笑顔。ホスピタリティに溢れ、あたたかい空気に包まれていました。
 
ライブの幕間に東京03による近江商人のコント(ビデオ)で出てきた近江商人の三方よし。売り手よし、買い手よし、世間よし。今回滋賀で開催したのはこれがあったから?と思うほどぴったりはまってました。ももクロよし、モノノフ(ももクロのファンの呼称)よし、地域よし。現代のCSRやCSVに通じるものがあります。
ずっとももクロとまちづくりはどこか似ているなあと思っていたのですがすごく腑に落ちた感じがしました。リスクを取って新しいことに挑戦する姿勢、逆境でも何でも笑顔で楽しみながら周りを巻き込んでいく姿勢。
 
昨年の今頃、劇作家の平田オリザさんによる寄稿でももクロはまちづくりに成功している自治体と共通項があるという記事がありました。自治体とのコラボに親和性が高いわけです。
 
もちろん短期的なPR効果、経済効果は莫大でしょう。多くの人が観光して、買い物をして、地元の特産品、近江牛、地酒などを楽しみました。モノノフの購買力は高いです。
 
イベントでよく問題になるのが効果が一過性であること。これについてもある程度は持続可能と考えられます。最近、アニメや映画の舞台となった場所を訪問する聖地巡礼というものがあります。モノノフにはももクロが関わったものに関わりを持ちたいという習性があります。東近江市はモノノフにとって親しみを感じる場所、行ってみたい場所となりました。これから来訪者が増えるとともにふるさと納税なども増えるでしょう。
 
もちろん経済的な効果も大事ですが、地元の人の心にずっと残ることこそ大事なのではと思うのです。東近江の素晴らしい風景の中で一緒に歌った小学生にステージからの風景はどのように映ったでしょう。何もないと思っていた自分のまちをももクロのおかげで好きになったという声も聞かれました。それが一番の効果ではないかと思うのです。自分のまちを好きになって、誇りを持つようになることがまちの空気を変えていくのではと。
 
国立競技場でリーダーの百田夏菜子さんが語った目標「みんなに笑顔を届けるという部分で天下を取りたい」
回り道をしながらも、着実に、地道に進んでいるようです。
 
最後に、 東近江市から次なる地へ思いを届けるべく、次回も全国の自治体から開催地を公募するというアナウンスがありました。市町村の担当者の方はご検討されてはいかがでしょうか。
 
湖国、ももいろ一色に 東近江に旋風、コラボ商品続々 21、22日 /滋賀
 
ももクロ春の一大事2018に接した地元の人の反応などまとめ
 
モノノフの皆様へ 御報告と御礼【ももクロ春の一大事2018】
 
<開催決定!>「ももクロ春の一大事2019」一緒に盛り上げてくださる地域の皆様、ぜひお声がけください!