私は小さな頃から


母親に

怒られないようにするには

どうしたらいいか


考えて

生きてきた


気がする




妹が1人いるけれど


母親が好きなのは

きっと妹だろうと

思っていたし



私は

きっと

親が離婚したとしたら


父側に

ついていくんだろうな

なんて


考えていた


実際

母親に

そういうような事を

言われた記憶もある



でも母親に褒められたい私は



運動会で

ものすごく頑張るのだ



走るのが得意な私を

褒めて欲しいと思うから




参観日には

手を挙げてハキハキ発言をし



中学生の時は

陸上部と

色々な差別問題を考えるクラブの


2つのクラブで

頑張り


クラス委員に立候補して


学校行事では

率先して動き


勉強が少し苦手な私だけれど


先生にも

気に入られて


懇談の時に

母親に

厳しい話が出る事もなかった





母親に

口答えをすると


余計に話がややこしくなって


自分の非を認めない母親の

標的になって


怒られるハメになるので


私達姉妹は

ずっと母親には


言い返さなかった





妹だけが

可愛いワンピースを買ってもらい


それを見て拗ねて泣いてしまった私を

ものすごい勢いで


怒ってきた母親を

今でも覚えてる



逆らってはいけないんだ

母親が言う事は全てなんだと


そんな風に思いこんでた





母親は

小さな頃

苦労をして生きてきた


何度も聞かされた

母親の苦労話は


母親を決して否定してはいけない

頑張ってきた母親は

強くて優しくて

素晴らしいんだ


そんな風に

私の脳の中に

刷り込まれていった




実家に帰ってきた私を


無視してみたり

不機嫌を見せつけてきたりして


自分のイライラを

私に

まざまざと見せつける母親



手伝おうとすると

拒むのに


なにもせず

のほほんと暮らしているかのように見える

私に


ものすごくイラついている


これは

パワハラなのか?

モラハラなのか?



思う事があれば

お互いきちんと

話し合えばいいのに



言わなくても

わかるだろう


お互いが苦しんでいる



小さな頃の私は

母親になにも言えず

隠れて泣いている


今の私は

その頃の私ではない


言いたい事

思っている事が


少し言えるようになった


先日

母親に自分の気持ちを言ってみたら



倍以上になって

言い返されて


ものすごく否定されて


こんな娘だと

思わなかった


呆れてものも言えない


そんな風に話しは終わってしまった



でも


今まで全く

母親に自分の気持ちを言えなかった

私の歴史史上


ものすごく大きな

出来事になった




小さな頃の私は

いつも

母親の顔色を伺っていて


父親が怒るから

こうしなさい

ああしなさい

母親に言われると


いつも

怒っているのは

母親なのになぁ


と違和感があった


だからいつも

お利口さんでいようとして

でも

あまり褒められなくて


もがいていた気がする



私は私でいいのにね

そのままでいいのにね




今まで見えなかった


母親との間の

違和感が


見えてきて


あぁ

こういう事だったのかと


納得と落胆と期待と不安を

ミックスジュースにして

飲みほして


ちょっとスッキリした


そんな気持ちになった


暑い夏の日の

私の気持ちのお話です