高中性脂肪血症~死の四重奏~ | 高血圧なんて生活習慣の改善と自然食品でけっ飛ばせ!
「死の四重奏」の最後は、高中性脂肪血症です。
血液中に溶け込んでいる
コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類の脂質のうち、
中性脂肪とコレステロール値が高い「ドロドロ血」を高脂血症といいます。

高脂血症は、脂肪分、カロリーの多い食事、運動不足などの生活習慣の悪化に
よっておきる生活習慣病です。

初期段階で痛みも苦痛もない点は、肥満や高血圧、糖尿病と一緒ですね。

動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版では、
「高脂血症」という記載では動脈硬化の原因の一つである
HDLコレステロール(善玉コレステロール)値が低い場合もを含む表現として
適切ではないため、「脂質異常症」に記載が変更されました。

現在、高脂血症と脂質異常症という記載の両方が見られるのはそのためです。

さて、脂質異常症は3種類に分けられます。
①高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール≧140mg/dL
②低HDLコレステロール血症 HDLコレステロール<40mg/dL
③高トリグリセライド(中性脂肪)血症 トリグリセライド≧150mg/dL

死の四重奏に入る高中性脂肪血症とは、
脂質異常症のなかでも中性脂肪が多い状態のものです。

なぜ、中性脂肪が高いと危険かというと、
動脈硬化を促進させ、狭心症や心筋梗塞などを起こしやすくなるためです。

そして、おなかの中に脂肪がたまる内臓肥満が、
中性脂肪を増やす原因として注目されています。

ここでも、デブは危険ということでしょうか。

2012,6月に改定された動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版では
①絶対リスク管理チャートの作成
②生活習慣病関連の8学会からなるリエゾン委員とともに
「動脈硬化性疾患予防のための包括的リスク管理チャート」作成
(日本糖尿病学会,日本腎臓学会,日本体力医学会,日本脳卒中学会,
日本高血圧学会,日本肥満学会,日本老年医学会,日本疫学会)
③基準値を超えた低リスク患者や糖尿病や脳梗塞既往例などの
高リスク患者に対する早期治療介入のための境界領域(LDL-C値 120~139mg/dL)の設定
の3点が大きな改訂点と言われています。

これは、高中性脂肪血症単独では危険性も苦痛も低いが、
その後ろに控えている生命を脅かす病気の原因になるため、
早期発見治療が望ましい、ということ。
また、生活習慣病が複合的に発症することにで
重篤な病気の発生リスクが大きく上昇するということだと思います。

ちなみに、高脂血症オンライン
(http://sageru.jp/LDL/hc01/hc01_1.html)の資料によると、
コレステロール値の高い人は全国で約3660万人、
中性脂肪値の高い方は約4000万人いると言われています。

また遺伝的原因でコレステロール値が高い
「家族性高コレステロール血症」の方も500人に1人の割合とのこと。

あまり知りませんでしたが、かなりポピュラーな病気なんですね、高脂血症って。